左ピッチャーは重宝される、ということを詳細に記した。
日本シリーズ第5戦で山崎颯一郎は左から始まる場面で登板した。
8番が左打者で、終盤だから次の9番も代打が出てくる。
そして1,2番も左打者。
この状況で右ピッチャーを投入する愚策だ。
先頭の左打者には田島続投で、それが出塁したとしたら次の手を打つのが駒を持つプロの野球のはずだ。
もし、田島が左打者を出塁させてしまってピッチャー交代となったら後手に回る、と思い、
イニング頭からピッチャーをつなぎたいという思惑だからだ。
そこにこだわったということ。
2023-11-2 投手起用の失敗 使いどころを間違えれば持ちぐされ
第7戦の先制の場面も森下ヒット、大山デッドボールのあと、ノイジーホームランと皆右打者に
宮城は打たれた。
球界全体で左打者が増えていて、それに対して左ピッチャーが少ない現状では
左ピッチャーを多くそろえる、あるいは育てることがチームにとって最重要となる。
次に欲しがられているのが右の大砲だ。
前述のように左打者が増えてきているので、左の脚の速い打者や高打率の打者は多くなった。
すると、脚の速い内野安打が望める打者は左打者に任せ、右打者には長打を求めることになる。
また、攻略しにくい左ピッチャーを一発で仕留めてくれる右打者が戦略上、欲しくなるのだ。
こういう理由で、右の大砲を欲しがるのだが、大砲というのはそう簡単に作ることができない。
そると、どのチームも外国人を獲って賄おうとする。