今回のWBCではワンポイント登板が禁止となったので、ベンチワークの妙は薄れる。
とは言え、逆に継投させる際には最低でもイニングを任せるに相応しいピッチャーが誰なのかを
常に考えていなければならない。
大会を通じての登板青写真を描くことになろう。
先発ローテーションは必要だろうか。
わずか数試合で球数制限がある中で使い過ぎなどあるまい。
しかも、その前から強化試合を数試合重ねるのだから、使い過ぎということはない。
使いすぎる懸念があるなら強化試合などしなければいいのだから。
ローテーションが必要になるのは疲労回復ではなく、球数制限がある中でのやりくりだろう。
球数制限がなければ、ダルビッシュ、大谷、佐々木、山本を2イニング目途に全試合回して、
そしてワンポイントも可能なら左打者の時に左ピッチャーを挟み、その時調子のよい右ピッチャーを
間に挟んでいく、という継投ができる。
少ない球数でも試合を連続して投げられなかったり、完投も難しかったり、
さらにワンポイントもだめだったり、というルールだから頼りになる先発ピッチャーの登板日を決め、
悪ければすぐスイッチ、その試合はスクランブルとなるのだろうか。
とは言え、敗けたら終わりになってくるから、基本はスクランブルだろう。
目の前の試合を取りに行き、次の試合は投げられるピッチャーでフル回転、となっても仕方がなかろう。
そうなってもいいようにピッチャーを集めた。
そして全てが一流のピッチャーだから、誰が出て行ってもやってくれる期待がある。