先発ローテーションにこだわらず、相手を見てのピッチャー起用について記した昨日。
この方法は豊富に選手を抱えるプロで不可能なのだろうか。
問題になるのはピッチャーの肩、ひじにかかる負担という事になる。
豊富に抱えられるといってもプロのレベルでのピッチャーの数には無制限とはいかない。
その制限の中で140試合以上を多くのピッチャーを回転させるのは無理があるのか。
ただ、主戦となるピッチャーは、負け試合では休ませればいいから、無理はないと思われる。
高校野球はピッチャーの数はわずかだから、この方法は使えない。
高校野球では左ピッチャーがいないチームがいくつもあるからこの戦法は使えない。
高校野球の場合、数を持つチームは名門や強豪校に偏り、エース級を枚数持つ。
だからどんどん代えていける。
これにより各チームの格差は広がるのと同時に、全体のレベルが上がるという構図になっている。
エンターテインメントを含むプロの野球は、マスコミが記録をはやし立て、
それに乗せられたファンが記録を喜び、そこを判断基準としがち。
したがい、良いピッチャーとは記録を持つものだし、そういうピッチャーがスターとされる。
だから、この起用法は、当然スターを生まれにくくさせる。
スターが生まれにくくなること、そして点が入りにくくなることにより野球をつまらなくする、
という一部の判断が出てくるだろう。
そうなれば、規制が入ることになろう。
また、明日へ。