箱根駅伝は青学が新記録で優勝したが、往路も復路も新記録だった。
これを完全優勝とするメディアもあるが、完全優勝とは1区から一度も首位をわたさない
レースを言う。
もっと言えば、全てで区間賞のレースが完全優勝だろう。
だが、これだけだと往路、復路、総合で新記録になるとは限らない。
今回のすべてで新記録をたたき出した青学にこそ完全優勝が相応しいか。
とは言え、往路の青学の区間賞は5区だけだ。
これだと完全優勝とは遠すぎよう。
区間賞が5区だけでさらに1区は16位で往路新記録は異常だ。
これは靴の変化が最も大きな要因だ。
そして山登りがあるから可能となる。
山登りという時間がかかる区間ほどタイムが一気に縮まり、一気に広がる。
5区で区間新を2分ほどの走りをすれば、この異常優勝も納得がいくが、
20キロだけで逆転、さらに区間記録が2分近くも変わるとはやはり異常だ。
監督わざとやったと思えるほどの逆転劇だ。
まともにやったら余裕で勝つから、序盤は苦戦する配置にしたと思えるほど。
作戦として1区から4区をまとめられる人員を配置できれば、
5区で一気ができるという想定だったはずだ。
本来、駅伝は一人に頼らない競技であり、総合力が問われることを主眼にして
出来ている。
5区は突出していたが、それでもチームとしての力量も高かった。
野球の方が一人に依存する競技だ。というより、全団体競技の中で野球が一番だろう。
ピッチャー次第だ。
ピッチャーは一人、違うことをする、と言っていい。
スーパーピッチャー一人で後は凡人が集まっても負けない。
ピッチャーはとにかく打ち取るから、アウトはしっかりとってくれ、というだけで
負けない。
江夏は野球は一人で勝てる、と言った。


