上本と大和は本当にいい選手。
二人とも小柄で細いが、センス溢れるプレーヤーだ。
上本は173センチ63キロという公称のようだが、今シーズンはホームラン7本放っている。
3番を打つ鳥谷とほとんど変わらない。
上本が3番を打てばホームラン数を上回ったかもしれない。
173センチ63キロで信じられないような打撃だ。
この身長、体重だったらプロ野球選手としてはもとより
一般男性としても大きくない体だ。
上本は名門・広陵高校で1年生からレギュラーだ。
名門・広陵で1年生レギュラーは当時16年ぶりだったそう。
早稲田でも1年生からレギュラーで全試合フルイニング出場し、
慶応・高橋よしのぶ以来の記録だそう。
これは、
上本のセンスの良さを物語る実績だ。
有り余るセンスで高校2年生の時は、キャッチャーまでやっている。
上本は2番という制約の多い打順でなければ
首位打者も狙えるとにらんでいる。
上本を生かすには、もっと下で自由に打たせたいところだ。
日本シリーズでもかなり制約される打撃を強いられていた。
待球せざるを得ない場面が多く、右打ちの意識が強すぎて、
本来とらえてもいい球を空振りしたりしていた。
選手としての器がこれ以上はない西岡や福留を2番でチームバッティングさせ、
上本を自由に打たせるほうが見ている方としては面白い。
そして大和。
大和は今、日本で一番外野守備がうまいと思う。
その他に身体能力の高いうまい選手として陽、糸井がいるが、
捕るということに関しては、大和が同等かそれ以上にうまいと思う。
私は新庄の守備が最もうまいと思っていた。
これに匹敵するのが陽、糸井。
イチローはこれらの選手よりは劣る。
そして、アクロバティックな飯田の守備も大好きだった。
大和の守備はお金を払って生で観たいと思わせる
まさにプロ。
井端が言うには、内野を守らしても一番うまいんだそうだ。