今夏の印象に残る選手を挙げ連ねている最中だが、
やはり、回顧する一般記事を目にした。
オコエを1位候補にあげている。
オコエは、打撃、守備ともにまだまだ改良、進化の余地があり、
底が知れない魅力がある。
そして、指摘しているとおり、あの脚だけでも充分魅力だ。
脚というのは、武器になる。
打撃には波があるが、調子が下向きになったとき、
脚で稼ぐ打撃が可能となる。
また、脚があれば、守備が計算できるので、チームも使い続ける。
すると、試合に出続けていることで打撃も復調してくる。
そして、脚があれば
打撃においても守備においても、走塁においても相手への
プレッシャーを与え続けられる。
高校生のドラフトは、先物買いという側面が大半だ。
高校レベルで良く映っても、プロのレベルでは、ついていけないという例は
多い。
その点、3拍子が揃っていればつぶしが効くというものだ。
佐藤は、ずっとプロ注目だったようだが、
指摘されているアーム式の投げ方は気に入らない。
アーム式とは、
下半身移動→ひねり→肩→肘→手首と移る投球が
肘がうまく使えないことで極端に言うと肩と肘と手首が一緒に回る
投げ方のこと。
上半身や腕の力に頼った投げ方という印象で
大成したピッチャーを知らない。
小桧山や西山がこの投げ方だった。
そして
始球式で見せた室伏のど素人投法がまさにこれだ。
早実の4番キャプテン加藤。
話題になった一人だが、全日本には選出されなかった。
キャッチャーとしての力量は、それほど観ていないのでわからない。
今の状態ではプロでは直すところもあり、苦労することになるだろう。
しかし、体格があり、
ホームランの打球は福留や筒香の高校時代の様だった。
あの打球が高校時代に打てるというだけで十分な能力であり、
十分な魅力だ。