金本監督が上本をリーダーに指名し、チーム変革の要に
という構想をもっている。
巷間、上本は打撃と守備に磨きをかけなければという声が聞こえる。
それは、そうなのだろうが、
上本は、2番という制約のある打順が影響している。
もっと自由に打てる打順の方が、上本の特長が生きる。
本来、打撃力の高い選手なのだが、
2番という打順が窮屈にさせている。
西岡、福留、鳥谷にむしろこの役目をさせ、
上本を生かしてほしい。
上本は、公称173センチ、64キロと
一般の男性としても大きくない体格で、ホームランが打てる。
2番という制約の中でも、
14年シーズンは7本のホームラン。
3番の鳥谷が、このシーズン8本で15年は6本。
打順を入れ替えれば、逆転することが予想できる。
そしてさらに金本監督は大和を内野手に戻す構想もある。
大和の打撃力は高くないが、守備力はピカ一だ。
この守備だけで使う価値のある選手なだけに、
打順は、つなぎに座らせればいいだろう。
タイプの似ていると思われがちなこの2人は
実は、特長が異なる。
上本は、
14年は17失策で「失策王」の汚名を着せられた。
内野手で1年間、17失策で失策王。
この年は131試合の出場なので7~8試合にひとつくらい。
1試合で実際にゴロ、フライをさばくのが5個として
守備機会が、全部で10回くらいあるとすれば、
70~80回に1回ミスしたら、下手くその烙印を押されてしまうプロは厳しい。
守りは、こなして当たり前のレベルにまで持っていかなければ
プロではないということか。
しかも
上本は土のグラウンドをホームグラウンドにしているにもかかわらず、
17個ミスしたら、だめということになる。
上本は天才的なプレーヤーだ。
もっともっと生きるはず。