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ハンカチ斉藤炎上 対して圧巻の大谷 今週の出来事

斎藤が2回5安打4失点の炎上で開幕ローテが遠のくと噂されている。

 

そもそも昨年、1軍でたいして活躍していない、それどころか

これまでも実績がない斎藤は、ローテが遠のくという以前の話。

 

ローテどころかクビか二軍かという選手だが、

相変わらず、話題にしてみせている。

 

斉藤の一番すごいところは、人気をここまで維持していること。

 

甲子園でハンカチ旋風を巻き起こしたものの、

大学進学を選択した時点で

移ろいやすい人気なんて忘れられるだろうと思っていた。

 

甲子園で花火を打ち上げ、

一瞬で爆発的な人気を呼ぶ高校野球と違い、

大人の野球の認識がある大学野球はメディアの取り扱いも薄くなり、

注目を浴びなくなる。

 

それを、4年間人気と話題を維持し、ドラフト1位にまで

保ったことが斎藤の存在価値だ。

 

なんにおいても野球で結果を出し続けないとこれに至らない。

ピッチャーという繊細な仕事で

4年間という長い期間活躍し続けたということがもっとも価値がある。

 

しかし、4年間張りつめた緊張感が

プロという最高レベルでは、息切れしてしまった感があり

人気とは程遠い実力になりはてた。

 

やはり高卒で乞われているならその時点で行かなきゃだめだ。

 

特にピッチャーは、せっかくプロから乞われているのに

わざわざレベルが落ちるところで消耗したっていいことはなにもない。

 

プロを目指す場合、

大学野球やアマチュア野球を選択するのなら

お呼びがかからなかった選手や成長が遅い選手、

覚醒していない選手が鍛練の場として選択する。

 

私は斉藤が3年の夏の予選から観出した投手だった。

 

上背がなく、スピードも速く見えない球だったが、

勝ち抜いていく。

 

決勝では、3連覇中の日大三高を破り、

「この球打てねーもんなんだ」と思った。

 

甲子園ではさすがに中田は抑えられまいと思っていたら

3三振を奪い、あのハンカチフィーバー。

 

ハンカチストーリーも今年までか。

 

 

 

 

 

 

大谷がオープン戦で162㌔という球速を記録したそうだ。

スピードガンのスピードはどうでもいいとして

たしかに

この球速を記録した投球は明らかに力を入れて投げていた。

 

顔つきも、体重移動も、上半身の力の入れ具合も、

下半身の動きも三振を取りに行っていた。

 

本人談も

「真っ直ぐを狙っている外国人に力を入れたときに

押込めるか見ておきたかった。」

 

その後は色々試すかのように変化球を混ぜたり

真っ直ぐでも力を入れずに投げていた。

 

それでも、並みの投手よりは明らかに速い球で

プロの打者を子供扱いだ。

 

でかくした体と身体能力で

キャッチャーミットに投げればそれで抑えられるというピッチング。

 

先週は、大谷についての以前の記述を振り返ってみた。

 

さあまだまだどんな投手になるか。

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