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選抜代表校とそろそろWBCの話 今週の出来事

侍ジャパン、27人が決定 藤浪ら追加選出 WBC

メンバーを見ると、どうしても弱い。

プレミア12の日本代表の時は、小粒の弱小代表だったが、

今回も日本のトップ代表であるという位置づけから考えれば見劣り感が否めない。

 

日本のトッププレーヤーであり、日本球史に残るであろう柳田、糸井、大谷、山田、筒香という

迫力のある選手が揃わなかった。

世界の屈強な男たちと戦う、世界一を目指すということなら物足りない。

 

かつてもイチローと松井がそろい踏みすることが遂に実現しなかったりと、

方々のチームから選手を集めることが難しいことは当然ではあるのだが、

ベスト布陣でない時点でトップ代表としてはガッカリしてしまうわけだ。

 

日本が2連覇した頃の大会は、

世界大会がまだ手探りであり、各国弱かった。

今は各国とも選手が揃ってきており、レベルが上がる大会になってきた。

 

ダルビッシュ、田中、前田という大エースが誰一人、名を連ねない。

今回のメンバーでこれらの選手に並ぶ大エースは、まだ実績の足りない大谷だけだ。

 

ダルビッシュも怪我で昨年は、実績がないとはいえ世界一を決めると銘打つ大会に

日本を代表する大エースがいないチームでは心許ない上、仮に勝ったとしても

その程度の大会レベルという印象となり、世界一とは誇れない。

 

ソフトバンク今宮が辞退、ラスト侍は広島田中が候補

今宮は、肘に不安があるため球団が止めたとある。

それが、大きな理由のひとつであるが、

要は、シーズンへ悪影響が出るかどうかが判断になる。

 

今宮のように代表ではレギュラーでない選手を不安のある状態で送り出す球団はない。

代表に不可欠という見方をされない選手にとっては、

優先し、見据えているのは開幕であり、シーズンであるはず。

それが、仕事であり生活であるから。

 

野手は、さほど影響はしないのでピッチャーほど神経質にならないが、

ピッチャーは、怪我を抱えていれば、即辞退。

大会自体が、逆算して自分のシーズンへの調整と合わないと判断すれば、回避を選択する。

 

国際戦となれば、キャンプ地から飛行機で移動しなければいけない、

代表チームへ帯同しなければいけない、セレモニーやイベントにも参加しなければいけなく、

時間を多く割かざるを得ない。

出場時間が少なく、出場しない可能性もある。

時間がもったいなく、休養を含めた自分の調整に使った方が野球の実力を伸ばすのに有意義だ。

 

今宮の代わりと目される田中広輔もシーズンを見据えており、辞退へ動くか。

前田も、調整が難しくなる日本への代表参加は球団のストップがかかった。

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