キャンプがはじまり、寒い冬が明ければ、球春到来となる。
スター・大谷が日本代表を回避し、未来のスター候補・オコエが手術だそうだ。
両者とも今年の活躍が楽しみな選手なだけに、
こうなったからには、じっくり完治することを望むしかない。
その、今年注目だったオコエ。
キャンプインでの最初のフリーバッティングの内容が悪く、首脳陣から酷評された。
怪我の影響だったのだろうか。
オコエは、打撃フォームを変え、
前かがみ気味の構えから、中心の軸で回り、バットは体近くからヒッチを使い、
ブレの少ないフォームとなった。
持ち前の身体能力による、コンパクトでありながら豪快な打ち方だ。
バレンティンのようとも言われる打ち方。
これは、進化に映る。
オコエは脚が速く、守備力があるので計算がたちやすく、使いやすい。
したがい、打撃の調子に関係なく、試合に出られる可能性が高い。
そうすれば、どんどんプロに慣れていき、打撃向上につながる。
フォーム改造の進化とともに今年、最も飛躍が期待できる選手だ。
それから、昨年の開幕前に昨シーズン注目している選手を挙げた。
2016年03月14日 開幕前の注目新人 高山 平沢 飛躍の年へ菊池
前田が抜けた広島は、厳しいシーズンになるだろうと思っていたが、まさか成績をあげ、
優勝してしまうとは。
ダルビッシュが抜けた日ハム、田中が抜けた楽天というように
絶対エースが抜けたチームは、140試合以上を戦うプロのペナント・レースでは、
チーム編成から戦い方まで変えるような、大きな出来事なはずだ。
優勝をあきらめ、将来のチーム作りに舵を切る判断をしかねないほど。
絶対エース・前田が抜けたにもかかわらず、
優勝した広島は11連勝したようにファンと一体となり、チームが盛り上がったからだろう。
その最も象徴的だった鈴木誠也が一気にブレーク。
チームの中心選手が皆、力をつけ、その力を一所懸命発揮した印象だ。
前田に代わるかのように、野村がローテーションの中心として回転した。
前田は、うれしいけど、さびしい感があり、
俺が抜けたのに優勝って。
と思っているだろう。
明日も、2016シーズン注目した選手を振り返る。