https://twitter.com/yakyucolumn
シーズン前から怪我を抱えていた大谷が走塁中に肉離れをおこし、現在離脱中だ。
あのでかくした体を毎日、緊張状態の中、動かそうとすればエネルギーを要する。
試合中は咄嗟の動きもあり、これを重ねていれば負担がかかり怪我をする。
でかい体は怪我のリスクが高くなる。
だが、野球選手に求められる体、筋肉はこういう質のものであり、瞬間的に
爆発力を出せる筋肉だ。
野球選手は体がでかい方が有利であり、でかくする素質がある筋肉は横に大きく広がる。
これにより体がでかくなり、瞬間の爆発を生む。
反面、壊れやすい。
名選手の宿命だ。
昨シーズンは大谷が制圧した1年だったわけだが、
本人は、ピッチングで登板数、勝利数、防御率とすべてが不満だった。
大谷が実力を発揮できたと満足行くシーズンではなかった。
細かいところでは、快心の球も多くなく、ストレスの溜まる球質を披露してしまった。
やり残したことを今シーズンに解消したいところだったが、
シーズン前から暗雲がたちこめ、シーズンに入っても制限のあるプレーではじまり、今は離脱。
解消どころか後退の可能性すらある。
ただ、後退というのは成績に限ったことであり、大谷の可能性やプレーの質は後退していない。
兼任をしているとどちらも最高パフォーマンスは発揮できない。
活躍そのものは他にまねできないものだが、大谷の可能性をつぶさず、
本当に野球ファンへ夢を届けるためには、この怪我をうけてこれからを考えることになるだろう。
栗山の最も大きな仕事だ。
WBCのような短期で間隔があり、一発勝負での使い方なら両方OKだ。
幻に終わってしまったが、以前WBCでの大谷の使い方を記した。
抑えで使うと打席に立たせられないので先発で使うことになる。
先発で投げ、打席にも立つ。
ピッチャーをやらない時は、DHか代打だ。
昨シーズンの使い方と同じということ。
または、抑えで使う場合は、
２打席くらい本気で打たせ、それ以降は三振して塁には出ない。最後DHを外す。
２打席に賭けるという使い方だ。代表打者の４打席と大谷の超人２打席を比較するという使い方。
点差が離れて登板しないと判断したら、3打席目以降も本気で打つ。
４，５打席本気で打ったら抑えを毎日出来ないから。
一発勝負は、両方を選択肢に入れ、
時にはベストパフォーマンスを生むであろうと思われるひとつに絞ってもいい。
シーズンだと２５本のホームラン＆１０勝より、25登板してクオリティースターをきめ、
チームに20勝をもたらせてくれた方が優勝に近づく。
ピッチャーと打者をやるには、
試合への出場の負担だけでなく、その準備も長いシーズン中ずっとやっていなければならず、
他の選手より緊張状態がつづき、いわば休養の暇がない。
これでパンクしてしまえば、並の選手以下の貢献になりさがってしまう。
明日も大谷の話題で。
https://twitter.com/yakyucolumn
