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2018年の引退 名球会入りしている大物の松井稼、岩瀬、荒木、新井

今年は、これまで長く中心としてチームを支えてきた選手が多く引退を決意したとされている。

たしかに、昨年の大物としては井口、村田、森野、片岡くらいに思うが、

今年の大物として名球会入りしている岩瀬、松井稼、新井、荒木と40歳を超えた選手が引退だ。

他にも杉内、西村、山口、浅尾、本多、小谷野は中心選手として長くチームを支えた。

根元、岡田あたりもチームの中心にいた。

現役続行を希望している戦力外通告の細川や由規もチームの顔といえた。続行は前途多難だろう。

そして現役続行希望の中では最も大物が西岡だが、いまさら西岡を必要とするチームはあるまい。

 

もう身を引いたらいいだろう。最も輝いていたころの働きなどできるはずがないということを

自分でもわかっているはずなのに、そこへ戻ることができないにも関わらずなぜ、

そんなにしがみついてやりたがるのか。

スターだった選手が歳をとり、その先も長くない状況で戦力外になってまでしがみつくのはなぜだ。

 

まだ野球がやりたい、仕事が欲しい。ということなのか。

野球がやりたいという理由ならプロとして潔くない。

プロは強者が集まる場で明日の生活も保障されない。

1時代が過ぎたのなら身を引くことが賢明な判断。

仕事が欲しいからというのも、プロの動機としては夢がない。

1度はスポットライトを浴びてもてはやされただろうし、お金もいっぱいもらえた。

公私にわたって充分人生を満喫できたことだろう。もう舞台から降り、違う道を探したらどうだ。

 

戦力外通告に対して見返したいというのなら、そうなる前に決断をしたらよかった。

まだまだ、俺はできるという理由なら、若手の成長に期待したい。

かつての活躍ができなく、周りと比べてまだプロのレベルにはいられるというくらいの実力なら

そこは若者がやるから、必要としない。チームだってそういう見方をする。

 

そこに気づかないまま後味悪くやめていったのが、松中、中村、村田、工藤、駒田など。

まだできるからという理由だけで固執してしまい、惨めな引退となった。

 

そして最も醜態をさらしている松坂。

中日も説得することになるだろう。まだ、商品価値はあるのだろうが。

 

宮本のように、

❝コーチ兼任や若手の見本といった理由で戦力として必要とされていないのであれば身を引く。”

井端のように、

❝由伸より長くやるつもりはない”

王のように

❝王貞治のバッティングができなくなった”

1流のプロらしい信念だ。

古田も監督要請に応じ、自ら現役選手としての道を狭め、若手育成、チーム再建に身を投じた。

 

そこでイチローだ。

イチローがはっきり引退をしていないということは、

ただ単に我々の胸にぽっかり大きな穴を空け、寂寥の風を通すことを避ける作用でしかない。

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