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野球は勝つためにやる 試合に負けておいてホームランに喜んでいる場合でない

野球は三振をとる競技じゃない。

野球は勝つためにやるものだ。

 

海を渡ってしばらく、イチローは安打数を目標にしていた。

いつも200安打に話が及ぶと、これは毎年、目標と口にしていた。

200安打のために、ものすごいプレッシャーを感じ、シーズン終盤は吐き気をもよおすほどと聞いた。

 

また、ナンバーワンを目指さずオンリーワンを目指す奴が大嫌い。という発言も聞いた。

最初のマリナーズ時代、弱いチームで自分を鼓舞するためには仕方がなかったとはいえ

勝つことより自分のことを主眼を置いている選手が、一流選手だったことになる。

 

それが、マリナーズの裏方に移ることを発表した時、このチームのためになるならとその任についた。

一流のプレーヤーでなくなったことで、心境に変化が起きたのか。

 

プロの二流以下は自分が生き残ることを考える。

育成で這い上がった岡田が日本シリーズで3塁打を放った時のガッツポーズは

よし打った、や、これで勝てる、といった意味ではなく、これでまだ野球ができる、首がつながった、

という風に見えた。

 

チームの勝利以上に自分がこの世界に生き残るためのプレーを選択し、

それがうまく行くと自分の評価を気にする。それは仕方がない。

実力者が揃い、毎年新戦力が入り、必ず何十人も首を切られることが決まっている世界で、

職業としての野球をしているのだから自分のためのプレーを優先するだろう。

 

昔は三振をとろうと、ストライクコースへストレートを投げ込むと真っ向勝負などといって賞賛された。

二日酔いで試合をして、ホームランを打つと、野武士などと称賛された。

それは、レベルがその程度だったから。今はそれでは勝てない。

 

自分の体調を管理し、ベストの状態を保ち、プレーの特長を伸ばし、新戦力と自分を見つめる。

そして、試合に勝つためのプレーを考える。

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