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野球選手はアスリートと言われることがあるが、
アスリートという表現がしっくりこない選手も数多い。
それは、打つという行為のみで、あるいは投げるという行為だけで
1流になり得る仕組みになっているから。
体操選手や陸上選手、水泳選手のように明らかにアスリートと呼べるスポーツと違い、
打つことだけ、投げることだけなら食事も大して気にせず、たばこを吸いながら
二日酔いでもゲームで結果を出すことが可能となる。
打つだけの選手、たとえば田淵や門田にアスリートという表現は似合わない。
筒香もアスリートという言い方にはしっくりこない。
投げるだけで腹が出ていた江夏も。
今、躍動している大谷を見ていると、大きい体を生かしたプレー、さらに走っても速い姿には
アスリートだなあと感じさせる。
ただ、投げる姿は大きい体を使いこなしていないように映る。
野球界でアスリートという表現がピタリ当てはまる選手をここ40年くらいの中で挙げると
高橋慶彦、大石大二郎、秋山幸二、桑田、飯田、仁志、平尾、松井稼、糸井
それから荻野、今宮、菊池、東出、内村。
松田も。梶谷も。
これらの選手に共通することは身体能力だ。
もっと言うと体のバネがある。
黒人にはこのバネがある人を多く見かけるが、日本人はバネを持っている人は少ない。
先天性として身につく能力で、後から体を鍛えて身に着けるということが難しいバネ。
イチローや新庄はバネという括りでいうと、あまり感じない。
プロの小さい選手で活躍する選手は、体の芯が強いこと、もしくはバネがあるもの。
明日もこのバネに関連する話を。
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