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大谷に限らず全ての人が、もう一つ体があればなあと思う

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先週、野球選手のバネについての話をした。

ここ40年でのバネをもつ4傑を桑田、飯田、松井稼、糸井とした。

こういう選手は、自分が9人いれば、

すべてのポジションを守れ、1人の能力でゲームを支配することができる。

 

これとは別で、1人の能力で9人いたら最強のチームはイチロー9人ではと想像した。

ピッチャー専門のイチローがピッチングの練習をすれば、プロの1流には届かないとしても

2軍のピッチャーくらいにはなるのでは。

そこで、他の全盛期8人のイチローが守り、攻撃するのだ。

1試合で何点とってくれるだろう。

 

同様に桑田9人もおもしろい。

全盛期のピッチャー桑田が0点に抑えれば、当然勝てるし、

ピッチャー桑田が崩れても、

野球センスの塊である、野手専門の訓練をした8人の桑田が守り、攻撃すれば、これまた勝てる。

 

だから球界史におけるバネ4傑は、

1人でなんでもできてしまうため、他の選手のプレーにストレスを感じることがあるだろう。

自分より実力が低い者に期待しなければならないことになる。

俺だったらうまくやるのにと思ってしまうものだ。

 

バネ4傑には入れなかった大谷は想像しやすい。

投げるにも打つにも超一流の実力がある大谷が9人いれば、強いのがわかる。

だが、大谷は一人しかいない。

大谷は分身が欲しいと思っているかもしれない。

 

1つの体では、負担とリスクが大きく、これからも今のスタイルを貫くのは無理だ。

まあ、大谷に限らず全ての人が、もう一つ体があればなあと思うことは1度や2度ではないけれど。

大谷の場合、自分より投げるにも打つにも劣る選手と勝利を目指すのは、嫌気がさす瞬間が来ようし、

そのリーグで野球をやっていることに飽きることになる。

味方にも敵にも不満が募る。

これが、日本を離れた一番の理由に違いない。

 

バネ4傑の話に戻すと、桑田、飯田、松井稼、糸井の身体能力の高さによるプレーに引き込まれる。

それは、まねができないからだ。

びっくりするような美しいプレーが展開される。

 

他の競技に目を移すと

タイガーマスク(佐山聡)やマイケルジョーダン、室伏らのプレーにも引き込まれる。

室伏が野球選手だったら。

ジョーダンが高跳びや幅跳びをやったら。

カールルイスが代走で出て来たら。サッカーをやったら。

佐山が他のスポーツをやったら。

興味は尽きない。

 

若乃花の足腰で千代の富士の上半身、ボブサップの腕力で

佐山や室伏、ジョーダンの身体能力を組み合わせたら、どんなスポーツをすべきか。

と不毛とわかりきっていながら

こういう幻想にとらわれない人間はいない・・・

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