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星稜に1年生で体がでかい大物・寺西 さながら先輩・松井のよう

さあ、100回甲子園大会が始まった。

オープニングゲームに星稜が登場し、始球式に松井がマウンドへ上がった。

星稜の監督は松井の1つ年下で現役時代、一緒に甲子園の土を踏んでいる。

そして、相手の藤蔭の監督は藤蔭が甲子園初出場を果たした28年前の選手であり、

その年、松井が初めて甲子園へ出場し、1年生4番打者として高校野球ファンを驚かせている。

この因縁は、100回を数える高校野球の歴史をつくづく感じさせるものだ。

日本のプロ野球選手がすべてと言っていいほど高校野球を経験している。

日本の第一スポーツとして長く日本人の心を動かしてきた野球は高校野球があったればこそだ。

100回を紡いできた高校球児、それを応援するファンや家族に敬意を表し、

これからも、日本が誇る文化であってほしい。

 

星稜は、優勝を狙える戦力だ。

特に目についたのがラスト1イニングを投げた1年生ピッチャー。

これは大物だ。

1年生ですでにチームで一番でかいくらいの体をもつ。この辺は大物の先輩・松井を彷彿とさせる。

でかい体に投げるフォームもいい。すると当然、球が速い。

現時点で十分エース級の投げっぷりだ。次戦が楽しみ。

 

中央学院は近年強くなってきた。

昨年の秋季大会では、予想を覆す関東チャンピオンにまでなった。

その時は、エース大谷が関東の強豪を抑えて勝ったのだが、デッドボールが原因で

今夏は投げられなくなったそうだ。

頭へのデッドボールが精神に影響したのだろうか。

ピッチングもバッティングもバランスを崩したとのこと。残念だった。

その中央学院に勝った済美はしっかりしたチーム力を見せていた。

エース・山口は大きくない体を目一杯使って投げ込む。さながら、則本のようだ。

力投派や剛腕には宿命となる制球の悪さはあるが、

球の威力があり、魅力的なピッチャーだ。強豪の名門チーム相手にどんなピッチングをするか

見てみたい。

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