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名球会入会条件

Hiroshima Carp pitcher Hiroki Kuroda (L) is presented with a wreath of flowers by teammate Takahiro Arai in commemoration of his 200th win of his career in Japan and Major League Baseball, following the team's 7-0 victory over the Hanshin Tigers in Hiroshima on July 23, 2016. (Photo by Kyodo News via Getty Images)

名球会の入会基準を見直す動きがあるそうだ。

そもそもは、投手200勝、打者2000安打だった。

それが、野球戦略の変貌とともに中継ぎ専門、抑え専門のピッチャーが登場したことで、

セーブ数での入会が可能となった。

これに該当するのが佐々木と岩瀬と高津。

ここでまた、新たなる基準を設けようとしているそうなのだ。

基準というより枠なのかもしれない。

それは、先発、セットアップ、抑えで活躍した上原の存在を無視できないということだからようだ。

 

これを聞いて思い出すのが、落合。

落合は2000本安打を超えているが、入会を拒否している。

その理由のひとつが、2000本を達成していない、あるいは200勝を達成していない選手でも

素晴らしい選手が多くいたから。というものだったと記憶している。

つまり、数字で区切って名選手とそうでない選手を分けることにどうも納得いかないということなのだろう。

しかし、それにしては、落合は3冠王にこだわったし、今の選手に対して、

俺と同じだけの数字を残してみろと言っているので、どうもその理由に納得できない。

 

これに対して、野村は、何かにつけ落合は悪い前例をつくる。とし、名球会の存在理由は、

野球への恩返しのため、野球の発展への寄与だ。というような主旨の発言を

していたと、

これまた記憶している。

 

この度の基準見直しの動きが取りざたされるということは、落合の言っていた

区切りの数字だけでない素晴らしい選手ということにも理があり、

実行に移されたとも思えてくる。

 

そんな名球会だが、昔の選手はクリーンアップを打つようなスラッガー、

首位打者争いをするアベレージヒッター、チームのエースが入会するというイメージだった。

ピッチャーは200勝というハードルが近代では高すぎるので、

入会が多く出るのは打者の方なのだが、その打者の方でクリーンアップを打つようなタイプでなく、

スラッガーでなく、首位打者争いをするわけでもない選手が名を連ねることが多くなった。

その中の1人が荒木だ。

明日へ。

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