坂本の2000本到達は日本プロ野球史上2番目の若さという面倒くさい言い方がされている。
日本プロ野球史上というのは、海外も含めるとイチローがいるし、トップではないけど、2番目でも特筆すべきことだからだ。
”日本”とつけることは暗に、MLBの方が格上という意味が含まれており、これまで
MLB経験者がいなく、台湾や韓国だけだったらわざわざ”日本”をつけただろうか。
そして2番目の若さということだが、坂本は31歳10か月とのこと。
トップが榎本で31歳7か月だ。
ただ、高校卒業して入団したとして、最も早く試合に出られるのはルーキーイヤーの3月
ということになる。
この時点で、4月生まれなら18歳11か月が経過し、3月後半生まれなら18歳に満たない時点でスタートということになる。
この時点でこんなにも差があるのだ。
ただ、入団は高校を卒業してからでないといけないということではないだろうから
公平でないとは言い切れない。
それでも少なくとも高校を卒業してから入団となることが当たり前の現在、公平な比べ方とも言い切れない。
また試合数の多少で変わってくるのでこれも公平とは言い切れない。
今年の開幕が3月であったら、坂本が最年少記録を更新していた可能性は少なくない。
2000本までに榎本が1,830試合、坂本は1,783試合と坂本が勝っている。
この試合数というのもその選手が出場した試合数だ。
入団からチームが消化した試合数ではない。
つまり、初出場が5年目ならそこからカウントされる。
逆に高卒のルーキーイヤーから出場し、チーム事情で未熟ながらにも出続けたら
ヒットを重ねられず、試合数ばかりが数えられてしまう。
だから、試合数で比べるならルーキーイヤーからのチームの試合数で比べる方が公平だろう。
これなら、2軍にいた時、あるいは1軍ベンチにいた時、ケガで離脱している時もカウントされて公平だ。
しかし、公平だろうが、何だろうが最年少記録という括りは、知りたい記録だし、興味あるのだから
それはそれで発表するのは価値がある。
そこには不公平さがあるのだから、同時に要した試合数も発表したい。
また、年齢括りで言えば、ルーキーイヤーのチームの開幕戦時の年齢から2,000本到達時の
年齢まで何年何か月を要したという方が比較としては公平だ。
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