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さらば、新庄

新庄は手を挙げる球団がなく、断念と伝えられている。

バッティングに限ってはプロのレベルには程遠いものだった。

身体もゆるんでしまっているようだった。

トレーニングを続けてきて、体を作ってきたということだが、ユニフォーム姿からは

かつてのハリが失われているように映った。

やはりこれが歳なのか。

ただ、新庄はバッティングでどうこうする選手ではなく、頼みの綱は外野守備なのだから、

そこがどれだけかつての輝きを持っているかということになるわけだが、

バッティングを、走りを、見た限り鈍いので守備も日本一を誇ったものと比べては残念なものとなってしまっていただろう。

新庄は話題提供と楽しみに来ただけに思われる。

おそらく本気で復帰しようとは思っていなかっただろう。

興味本位で手を挙げる球団はあるかもとは思っていただろうが、本当に戦力として獲得に乗り出す球団はない、

と自覚していたように思われる。

1流の選手は自分の現状を分かっているはずと思うからだ。

タレント商品価値の向上のためにこの歳での再チャレンジを利用した。

ただ、それはそれで楽しませてくれた。

新庄ほどの運動能力を持ったアスリートが長く離れ、50歳手前でどんな動きをするのか、

プロのレベルにどれだけ近づけるものなのか。

大いに興味を引く教材だった。

エンターテイナー新庄としての面目躍如だ。

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