野球で最も重要なポジションはピッチャーであることは異論を俟たない。
ピッチャーが投じることからゲームはスタートする。
だから、チームを作る時、ピッチャーを誰がやるか、誰をピッチャーとして育てるか、
がまず思考の最優先となる。
岩瀬、浅尾、斉藤隆は大学からピッチャーをやりだしたと聞く。
プロでも1流となるくらいの実力がありながら、その頃にやっとやることになったのは
どういう事情なのだろう。
野球はピッチャーを欲しがるのだから、少しでも適性があれば、もっと早い時期からやりそうなものだ。
しかも、野球のレベルが下がるほど、適性度が低くても多くの選手がピッチャーを
経験するものなのに。
体の成長とともに力強さができて、日々の野球への取り組みで
体が鍛えられ、打者を抑えることができる球を獲得できたということだろうか。
ピッチャーを続けながら、野球のレベルのステージが上がるにつれ諦めたり、
野手への適性を優先させたり、チーム事情で別のポジションをやったりということはある。
ピッチャーから野手へというのはたくさんいる。
というよりプロ野球選手になるような選手はほとんどそうだ。
いつかのオロナミンC、子供の頃からエースで4番♪ってやつだ。
長嶋は聞いたことがないが、きっとやったことはあるはずだ。
プロで勝ち投手になったことがあり、2000本を達成し名球会入りするという
打者としての1流の称号を手に入れているのは川上、石井琢朗の2人だそうだ。
大谷は、両方を続けて行くうちは難しいだろう。
ピッチャーに専任して、その力が衰えてきたと思ってから打者に特化したら可能かもしれない。
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