大谷はチームの思惑だけで縛ることができない選手になったと記した。
2021-11-1 チームの一員を超えて人類の宝となるスーパースターたち
イチローが海を渡る時、MLBでは野手でレベルの高いパフォーマンスを見せる日本人がいなく、
また、イチローは小柄であることからその活躍は未知数だった。
イチローの技術をもってすればMLBでも活躍してくれることは間違いなかったが、
どこまでのものかが未知数だった。
しかし、あの技術ならひょっとしたら首位打者になってくれるのでは、という淡い期待を持った。
なんせ日本では7年連続首位打者。今まで見たこともない選手が突如我々の目の前に現れたのだから。
日本人打者がMLBで活躍など永遠の夢とさえ思われたのに海を渡ってもイチローはイチローだった。
しかも1年目から首位打者を実現するとはまさに夢のような出来事だった。
現実なのか、とさえ思えたものだが、改めてイチローの凄さを実感した。
日本で彗星のごとく登場した時の衝撃から7年が経ちイチローの凄さにマヒしていたところで、
改めて衝撃を与えてくれたのだ。
さすがイチローだった。
大谷にも同じ現象がある。
パワーで劣る日本人が世界の屈強な男たちの集合であるMLBでホームラン王になるかもしれない、と。
イチローにより免疫ができた部分があり、大谷のバッティングに驚きはするものの
世界が小さく見えてきた。
佐々木を預かったロッテは大事に、大事に使っている。
こういう選手を獲得した球団は期待とともに大きなプレッシャーを受けることになる。
大谷を入団させるために提案したピッチャーと打者の兼任について、
言い出しっぺの栗山も成功だったかはわからないと漏らしている。
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