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見えている世界が違うセンスの持ち主

高校入学当初から名門PLの主軸を打ち、甲子園では高校NO.1スラッガーとして

明らかにまわりとはレベルの違うバッティングを見せ、ドラフト最多の7球団1位指名。

近鉄拒否から日本生命では最年少オリンピック代表。

そして、2度目のドラフト1位から日米で24年間のプロ野球人生。

日本野球史上NO.1のエリートと言えよう。

福留引退により、プロ野球選手は2000年以降の選手だけとなるようだ。

 

そんなスーパーエリートの福留さえもMLBで同時にプレーをしていたイチローを

“次元の違うところでプレーしている”と言った。

プロの中でも違う次元の域に達したセンスの持ち主は見えている世界が違うことになる。

だから非常識と思われ、非難される方法でもやりきることができる。

振り子打法と呼ばれた打ち方も、それまではダメとされている打ち方だった。

自分の方からピッチャーとの間合いを詰めていき、軸足を動かし、前へ移動して打つなど

考えることすら不遜であり、思いつきもしないとされていた。

 

落合も若い頃は否定された。

若い頃はさほど極端ではなかったが、三冠王になる頃には体を開き、下から運ぶ打ち方は否定された。

それでも俺流で黙らせた。

 

その周りにはわからないセンスの持ち主の落合が見ている世界では王が打者としてナンバーワンだが、

真似しちゃいけない、だそうだ。

王、落合、イチローの打ち方は真似しちゃいけない。

川上と前田のバッティングは真似していい。

ホーナーが日本球界に来た時は、あのバッティングなら打つよ。

巨人の打線はたいしたことなく、篠塚だけ。

 

1年目の清原のバッティングを見て、素晴らしい。外を打つのは俺よりうまいが、

インコースはまだまだ。

年を重ねるごとに悪くなるバッティングに1年目を取り戻さなきゃだめ。

 

見えている世界が違う人は、人と違う事でもはっきりと言い切ることができる。

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