宮城は少年時代、ユニフォームがつぎはぎだらけだったり、ビニールのグローブを使って、
電子レンジで爆発させたり、といったエピソードを持つ。
そしてその風貌や愛らしい表情、小さい体といったところもあいまってイメージ
としては成り上がってきたと思いがちだ。
ところが超エリートなのだ。
ポニーリーグのアジア太平洋地域選手権大会で準優勝。
U-15代表メンバー。
高校では1年生の時から甲子園で登板。
U-15に続き、U-18の代表メンバー。
そしてドラフト1位指名。
宮城の代は佐々木、奥川、及川、西がBIG4と呼ばれ、U-18の代表では及川を除く3人とチームメイトとなり、
「今の自分の立ち位置が確認できた」そうだ。
どこまで本音だかわからないが、彼らに刺激を受けたことは間違いない。
二年目に新人王を獲得し、BIG4を一気に抜き去った。
昨年は日本一になり、今年はWBC日本代表で世界一にまでなった。
そしてシーズンでは先日、3度目の完封だ。
他に類を見ないほどの順風満帆の野球人生であり、史上NO.1の超エリートと言える。
U-18代表戦での佐々木はケガで期待されるピッチングができなかった。
そこで宮城は”ワンチャン”あるかも、と思ったそうだ。
その時の自分を”サブキャラ”とも表現している。
サブキャラなんてとんでもない。
はっきり言って佐々木より先に行っている。