今年の一番の大物引退となった青木。
21年のプロ生活ということは、今、プロ野球選手になった多くが、子供の頃
から青木のプレーを見てきたということになる。
そして、子供の頃から青木のプレーを見てきた多くが、先にプロから離れ、それでも
青木は続けていたということになる。
スターや一流選手は辞め時が大切だ。
黒田は最高だった。
辞め時についてはいつも口にしていたが、20億以上とも言われたオファーを断り、
育ててもらった広島に恩返しをと考え、2年間ローテーションを守り、
移籍後連続2桁をマークし、チームを優勝させ、身を引いた。
見事な仕事だ。
古田と高橋由伸は、球団からの監督要請に翻弄されたという印象がある。
監督でなければ、もう少し、集中してやりたかっただろう。
最悪なのが松坂。
しがみつきまくった。
あそこまでみっともなく続けていては、引退する時に涙もない。
イチローも晩節を汚した。
ヤンキース時代の途中から、あのイチローとは思えないほど、悪い打ち方になってしまった。
あの状態で続けているのは、過去が華々しすぎたため、見るに堪えなかった。
ただ、続けていなければ、安打数世界最高の記録は生まれなかった。
その1点でだけが救われるか。
稼頭央も同様だ。
外野転向などと、あがいてしまった。
稼頭央の特徴は誰もマネできない身体能力を活かしたプレーだ。
それができなくなり、外野へ回るくらいなら辞めればいい。
ゴジラ松井もとっくに終わっていた。
ヤンキース追放のあとは、日本でプレーしたら良かったと思う。
復帰して、1年様子を見て、ゴジラでないのなら、辞めればよかった。
スターは引き際が大事。