高卒選手をその時点で指名すること自体が青田買い、いわば賭け。
ドラフト1位でも日の目を見なかった選手はいくらもいる。
逆に下位指名でも一流になる場合も多くあるし、育成指名選手からだっている。
ところが、石井琢朗は出色だ。
高卒でドラフト外入団。それもピッチャーとして。
1年目から一軍で投げ、勝利もあげている。
ピッチャーとしての飛躍が期待されたはずだ。
しかし、野手へ転向。
その野手として一流選手へと駆け上がった。
高卒ピッチャーは野手へ転向することは多くある。
だが、ピッチャーとして勝利を挙げ、名球会入りしているのは川上と石井だけだ。
さらにドラフト外最多安打だ。
大卒ドラフト下位からプロの一流、さらに大卒から社会人に行ってまで下位指名
された選手がプロの一流になることは稀だ。
どんな選手がこれに該当するだろう?
真っ先に思い浮かぶのは佐野。
大卒9位から首位打者になっている。
大学生になると体は出来上がっており、高校生とははるかにレベルが上がっている中で
野球をやっているのでその実力は計りやすい。
そこで9位ということは、ほとんど期待されていないと言ってもいいほど。
3年くらいで何か光るものがなければ、クビになる。
1年でもクビになるだろう。
脚があるからとか、肩が強いから、守りがうまいから、長打力があるから、
とかいった理由で、スポットで使えればいい、くらいの気で球団も獲得し、
その間に他の選手が出てくればあるいはそれ以降のドラフトでそれに見合う選手が
獲得できれば、もういらなくなる。
それが大卒の下位指名選手であり、大卒から社会人の下位指名選手だ。
その中で首位打者は驚く。
逆に言うならプロは何を見ているのか、と言える。
もっと、稀な選手がいる。
それは・・・


