イチロー、ダメ押し適時打含む10度目マルチ「脳、本能に委ねた」
今季、
レギュラーとして常時出場する機会には恵まれていないイチローだが、
使われた時にはチームに貢献できる準備をし、
相応の使われ方で戦力として計算に入れられているようだ。
昨季、ベンチにいる試合で大差がつき、
勝敗が決した試合で代打として使われたことがあった。
本来、このような場面は、若手にチャンスを与えたり、
しばらく試合から遠ざかっていた選手の試しの場だったりするのだが、
どちらにも該当しない、それまでレギュラーだったイチローがこの役目を任され、
屈辱を感じたそうだ。
ここ数年、よくないと見えた打撃フォームが
今季はさらに変わり、シンプルでコンパクトなものになっているようだ。
よくなったとは言い難いこの打ち方で
10度目のマルチヒットを記録し、存在をアピールしている。
最近、実際のイチローの打ち方を見ていないが、
右への打球は飛んでいるのだろうか。
あの打ち方では右への強烈な長打や
オーバーフェンスは難しいと思われる。
この打ち方では我々がイチローに抱くイメージの活躍は、望めないだろう。
本人もそのようなプレーは現実的ではないと思っているのだろうか。
世界一の打撃技術を誇っていたイチローの打撃復活はないのか。
肉体の衰え、目の衰えなのか。
ああして打ちにいかなきゃ見えないのか。
守備や走塁でも魅せるイチローだが、
図抜けているのはやはり打撃技術だから。