オリックス・金子 巨人・菅野のエース対決だった土曜日の試合。
ノーヒットで抑えていた金子を9回、ランナーが出たところで代打を送り、
1点取ってサヨナラとし、金子をノーヒッターにしようと勝負に出たが、
結果は見殺しとなりチームも負けるというものだった。
見ごたえがある試合だった。
攻撃にも守りにも両チームに勝負どころがあり、
巨人が投手6人をつぎ込み、12回勝利した。
12回を戦って負けるのはダメージが大きい。
オリックスは、エースを見殺しにしての負けは痛い。
一方、
巨人は、投手をつぎ込んで勝ちを呼び込んだから
大きな一勝で価値あるもの。
金子の投球は面白かった。
カウント不利でもチェンジアップでカウントとってくる。
コントロールが良いのでボールの変化球を見せて、
速い球でドーンといったら打者はついていけない。
打者は、ボールからボールになる球は手を出さない。
そしてストライクからストライクになる変化球にも対応しやすい。
しかし、ボールからストライクになる球には手が出なく見逃す。
また、ストライクからボールになる勝負球には思わず手が出る。
なので
カウントとるときに、
ボールからストライクになる球を投げられれば、
簡単にストライクが取れる。
そして勝負球をストライクからボールにして打ち取るのだ。
金子はまさにこれができる。
外からスライダーでカウントをとってきた。
そして全ての球が勝負球にできるのでストレートで詰まらせておいて
フォークを振らせたり、またはストレートを続けて
同じ軌道でチェンジアップを空振りさせる。
または、カーブ、スライダー、チェンジアップとみせといて
最後は低めにストレートドーンとか。
お手本のようなピッチングだ。
キャッチャーは楽しいだろう。
菅野も左バッターの外からスライダーを入れてきて
ストライクをとってくる特徴がある。
それでも金子の方がコントロールに優れ、
球種と勝負球が多いように見えた。
打者を手玉にとる見事なピッチングだ。
厚みのある巨人打線をノーヒットに抑えていたオリックスが負け、
ヒットを許し、ピンチが幾度とあった巨人が勝った。
野球に限らず、
ゲームというのは個々の勝負ではないということだ。
ルールの中で
塁に出しても点をやらず、最終的に相手より1点多くとるということが
ゲームに勝つということのわけだ。
この日の巨人は勝ったという感覚はないはず。
それでも1勝は1勝だ。
こうして勝ちを拾えることも実力の一つと言える。


