判定としてだけ見ればひどすぎる判定だ。
レベルが低すぎると言える。
そしてすぐさまの退場コールも
抗議権が認められている当該選手が審判にモノ申せば、
手を相手にあてがいながら抗議するのは自然の流れ。
今回の阿部の行為は暴力と呼べるようなものではない。
自分の間違いを棚に上げ職権乱用といえる。
しかし、どちらも仕組みとしてマニュアル通りの行動なのだ。
一塁の判定は一塁塁審が決め、覆らず、
抗議があった場合、
審判の権威を守るため退場を宣言する権限が与えられている。
塁審はその通り行動したということになる。
以前からこの場で取り上げている通り、誤審は審判の責任ではなく、
仕組みの問題であり、選手も審判も責任はない。
ただし、今回はレベルが低いということだけは再度言っておこう。
仕組みを変えない限り、判定に関する物議は永遠になくならならず、
抗議→退場の映像は永遠に届けられる。
今年も夏がやってきて、
いまだに改善されていないこの仕組みのおかげで
高校野球では今年も誤審が絶えず、そのせいで負けるチームが出、
一生悔いる戦いがまたはじまる。