両校の選手は絶対にお互いを意識するはずだ。
ファンもこの対戦が実現すれば興味が湧くだろうし、
ぜひ見てみたいものだ。
3日目の3試合目に佐賀北、4試合目に広陵が登場するので
初戦に勝てば次戦でぶつかるのかと思いきや
1試合ずつ抽選をするそうだ。
なぜ注目されるかは有名だ。
2007年にさほど戦力が高いとは思われていなかった公立校の佐賀北が
勝ち進み〝がばい旋風″と話題になった。
決勝では名門・広陵に4点ビハインドの終盤、
エース野村(現広島)、キャッチャー小林(現巨人)から5点を奪い優勝した。
この時、満塁からストライクと思われた球をボールと判定され、
その後、押し出し、そして逆転満塁ホームランが飛び出したのだ。
このボールの判定も大いに話題になったものだ。
今週の出来事ではないのだが、
7月の終わりにイチローが今季1号を放った。
今季始まって以来の打ち方では
インコースの速い球を
強い打球で打ち返すことができないだろうと以前からこの場で言っている。
そしてあのペッパー(一般的にはトスバッティングで浸透)の
延長のような打ち方ではホームランはほぼ打てないだろうし、
インコースの球をホームランすることは無理だろうと言った。
1号は7月の終わりに飛び出すことになり、打った球も真ん中あたりの
緩い球だった。
あの打ち方は今の肉体に合わせた打ち方なのだろうか。
それとも目の影響で
球を、とらえることができないためなのだろうか。
そのイチローもウエーバーにかけられた。
今の立場からすれば可能性は大いにあったこと。
これにより、他球団へ移ったとしても出場機会が増えるとは限らない。
日本人としてはかつてのイチローがヒットを量産し、
奇跡の数々を見せてもらってきたので、その姿を追いかけがちだが、
レギュラーでなかったとしても、控えとして試合に出なくとも、
チームが必要とし、バックアップ要員として力になることも
選手としての価値があるということだ。
イチローは今のヤンキースでの立場をどう考えているのか。
チームの勝利のためにベストを尽くすことに誇りを感じているのか。
先日、2000年以降の北米リーグ最高の選手として選出されたそうだ。
世界中ですらそれだけの評価があるイチロー。
この奇跡の選手の周辺が騒がしくなり
日本復帰も含めて、次にどんな奇跡を見せてくれるのか。