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今週の出来事

今や「リーグを代表する先発の1人」の評価を受ける岩隈久志 1年7億円は“バーゲン価格”?

岩隈は、良いピッチャーだ。

コントロールがいいピッチャーは計算が立てやすい。

コントロールがないと、スピードに頼らざるを得なくなる。

 

威力があるうちは

スピードだけでも抑えられることがあるが、回が進んだり、打者が慣れてくると

一気に崩れる可能性がある。

 

また、

ボールがどうしても多くなるため、

狙い球が絞りやすくストライクをとりに来たときに打ちこまれることがある。

 

それに比べコントロールの良いピッチャーは

ボール先行から打ち気を外してストライクをとったり、

打ち気のところを少しボールにして一球でゴロを打たしたり、

強打者とは勝負を避けることもできる。

 

岩隈は

これができるピッチャーなので打者を手玉にとる。

 

 

今季最多6失点KO…オリ金子でまさか大敗、開いた2・5差

 

金子は今、日本で一番いいピッチャーと言える。

 

岩隈と同じようなタイプで

多彩な変化球とコントロールの良さ、真っ直ぐも

速くてコントロールできる。

 

ボールからストライクコースに入れることもするし、

ストライクからボール球を振らせることができる。

 

全ての球種でカウントを取り、

すべてのボールを勝負球にできる。

理想のピッチャーだ。

 

3日のソフトバンク戦では、高めに行きがちでノックアウトを食らったが、

ソフトバンクも金子相手に得点が期待できないため、

先制点はフォアボールのランナーに思い切って盗塁させ、バントで送り、

犠牲フライで1点とノーヒットでもぎ取ったものだ。

ひとつの塁を奪うか、阻止するかの野球らしい攻防だった。

 

その裏は先頭が糸井で2ボールになったので、フォアボールで塁に出て

同じように盗塁をからめて、やられたことをやり返す野球を見たいと思ったのだが、

糸井はセカンドゴロでやり返しは見ることができなかった。残念。

 

 

オリックスが心配する糸井の体調

 

ここへきて超人・糸井も体が悲鳴を上げているようだ。

 

糸井は野球史においてトップにランクされるプレイヤー。

 

体が大きいのにバネがあるという日本人では稀有な運動能力を持つ

スーパープレイヤーだ。

 

この野球史に残る選手のプレーを見なくてはとチケットを買って

糸井だけを見に、球場へ行くことがある。

 

野球選手としての能力はイチローをも凌ぐ。

打撃技術がイチローに劣るくらいのものだ。

 

糸井は今季4番に座り、首位打者と盗塁王が狙える位置にいる。

 

4番で盗塁王は史上2人目の快挙。パリーグでは初だそうだ。

 

4番で盗塁王が難しい理由は、

長打力を求められるため、体が大きくなり、走るには不向きになること。

打点を期待されるので、自分の前にランナーがいることが多くなるよう

打順が並び、ランナーを返す打撃を強いられ、

チャンスメイクの場面で打席に向かうことが少なくなること。

などだ。

 

チームの戦略として糸井の足も生かそうと打順を組めば、

4番であろうと盗塁を増やすことができる。

 

特にオリックスは日本人の打者の力量が劣るので、

糸井の打者としての能力と走者としての能力に頼り、

どちらも得点源となるのだ。

 

【日本ハム】稲葉「悔いない」引退 20年間、計5人全監督胴上げ

 

その糸井も先生としたという稲葉が引退を決めた。

 

私の年齢周りの選手が毎年いなくなり、わずかになってきた。

 

コーチ兼任では成績を残すのは難しい。

これは、チームから若返りを突き付けられていたようなものだ。

 

力量が足りないというより若返りのため、老兵は去るよう促され、

組織の活性化を計るわけだ。

 

以前、選手の引き際は加齢による衰えが原因になることは少ないと

記したが、

その内容は2014年3月12日

 

結局、一流選手の引退はけがが原因だ。

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