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鷹に爪痕 スター誕生・山田哲人

昨日、午後8時半頃、神宮を通った。

 

まさに、その時、山田の3本目のホームランが飛び出した。

 

昨日の3本は見事だった。

 

3本目のホームランはインコースの球を巻きつけるように

バットに乗せて、

体重を後ろに残すことで

アッパー気味に出しても、ヘッドを立たすことができる打ち方で

フェンスを越えさせた。

 

ここまで不調がささやかれていたが、

必ずどこかで話題を振りまくという雰囲気がある。

 

そこを3連発というド派手な結果で示した。

 

みんながこうなったらいいな。

こうなったらすごいな。

やってくれ。

 

という期待をそのまま実現するのがスーパースターだ。

 

スーパースターは数字が高ければいいのではない。

 

期待に応えることと

何かやりそうだという雰囲気を持っている人を言う。

 

ON、イチロー、松井がそうだった。(ONは知らないけど多分そう)

 

3打席目は、前の川端が四球を選び繋いでくれた。

 

ランナーがいることで相手も勝負してくれた。

そうでなければ、バッティングカウントで

真っ直ぐをストライクコースへなどという配球はない。

 

3連発のようなことは、どこか引き寄せられてしまう

ような事象が並び、達成されるものだ。

 

 

ソフトバンクは、リードされてもすぐに追いつき、

今宮、明石というホームランのない打者で接戦にもちこめる

という余裕の戦いだ。

 

実力で圧倒している鷹に

山田が一人で抗っている。

 

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