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国際戦 2戦目 対メキシコ プレミア12

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メキシコは完全に格下だ。

 

前田の調子が悪いのか、

ツーシームを痛打されていた。

 

2回の守備。

 

ホームランを許したあと、

ランナーを出し、巨体の1塁ランナーが走ってきた。

 

嶋の肩が弱い。

意表を突かれたはいえ、膝をついてキャッチして、

タイミングは完全にアウトにもかかわらず、

送球が3塁側にそれ、タッチが遅れた。

 

プロなんだから

塁間くらいどんな体勢であろうと、どんな条件であろうと

ベースの上に投げられなければいけない。

 

詰めの甘い守りだ。

日本代表がこんなプレーは情けない。

取るべきアウトをきっちり取る。

一発勝負では、これが敗因になる。

 

日本はレベルの高い投手陣を抱えている。

13人の誰が出てきてもそれなりに投げてくれるし、

誰が出てきても

どのチームにも通用する可能性がある。

 

メキシコは、レベルが落ちるので、2番手以降

どんどん弱い投手が出てくることになる。

 

3回ワンアウト2,3塁で

4番中村を歩かせたことからもわかる。

 

3回1点差で敬遠は通常、考えられない。

 

それでも、あえて歩かせたのは、

4番、5番2人を抑えるのはしんどいので塁を埋めて、

ゲッツーをとり、

一人で一気にふたつアウトをとる作戦に出た。

序盤で1点差にもかかわらず、

これ以上、離されたくないという心情からの作戦だったのだ。

 

 

 

6回2点差に詰め寄られた後の攻撃で

先頭の平田がヒットで出塁。

 

次の炭谷にはバントを命じ、二つ失敗のあと

最悪のゲッツー。

 

しかし、これは、炭谷のミスというより

監督のミスだ。

 

バントは、決めてほしかったが、

打たせたのは、監督の采配だ。

 

そして、炭谷はキャッチャーだから

バッティングに責任はない。

守ってもらうために呼んでいる。

 

事実、最終回

ボテボテのゴロをダッシュして

一塁で刺した。

ナイスプレーだった。

やはり、守れるキャッチャーだ。

 

バントさせたいなら代打でもいい。

最悪ゲッツーがいやなら代打だ。

 

しかし、その前に先発キャッチャー・嶋を代えていたので

代打を出せない。

 

選手に責任はない。

このシーンだけ取り上げれば、監督の責任、ミスとなる。

 

以前、私が提案した

守れる選手を使いながら、打順が来たら代打を出していく

という作戦だ。

それは2015年11月3日のコラム。

 

7回のノーアウト満塁、ワンスリーからボール球を

ひっかけてくれ、ゲッツーを獲ったのはラッキーだった。

ビッグプレーだった。

 

このゲッツー、

坂本は、大事に行って足が止まって、難しいバウンドで

捕るはめになった。

危ない、危ない。

慣れないグラウンドで前に出ようか、待つか迷っていた。

プレッシャーか。

 

9回は1点差で細かいコントロールのない、

一発がある沢村は、不安だった。

パワーにパワーで対抗するのか。

 

9回の山田の守備は、プロなら捕らなきゃいけない。

そんなに難しいフライじゃなかったはずだ。

 

はじめての球場でのゲームだと

ガクッと野球の質が落ちる。

 

日頃、ドームの人工芝でヌクヌク試合をしているから

プレッシャーのある一発勝負の国際戦、

屋外の風がある中、グラウンド状態が良くない中で

試合をすると、パフォーマンスが落ちる。

 

メキシコは格下だが、

一発勝負の国際戦は、こんな試合になることは

あるわけだ。

 

前回WBCでも

相当格下の相手に接戦を演じていた。

 

しかし、今回のチームの方が選手層は厚い。

アメリカもドミニカも強くは映らない。

大リーガーなしのこの大会は、日本に有利に働く。

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