国際大会が終わり、優勝を逃した日本は、
一気に熱は冷め、
むしろ悪夢はなかったものと願うように触れたくないという感じだ。
敗戦直後に集中した小久保の采配への指摘については
失敗には、いつも結果論だけで興奮する大衆の記事を取り上げた。
そしてさらにはこの記事を目にした。
「継投ミスで韓国に逆転負けの侍J “本当の敗因”を評論家指摘」
これも結果論。
橋本は、小久保より年上なので、ここまではっきり言えるのだが、
だけど、こうなることを予言していたわけでは無い。
7回に、
急に球が浮きだした大谷を、
そこまでとした小久保をはじめとする首脳陣の判断は、妥当だった。
私も、観ながら、この回までだと感じた。
監督としては、7回も投げてくれれば十分であり、
継投策は、はじめから頭にあった。
そこで7回の投球をみれば、代えて当然だ。
うしろに日本代表12人のピッチャーが控えているのだ。
7イニング抑えてくれたピッチャーを引っ張って
体に悪影響が出ることも頭をよぎる。
則本の回またぎも妥当だ。
ここまで、最後のイニングを松井、沢村、増井と
不安を残してきて、
最も信用できる則本に事実上の決勝戦の締めを任せ、
優勝の確率を極限に高める判断をしたわけだ。
最初から回またぎの構想だったと言っている。
私も8回は則本が当然出てきて、
9回はどうするのだろう。と考えていた。
慎重に保守的に、この試合を確実にとりたいと思えば、
おそらく則本、回またぎで来るのでは、と思っていた。
一番、慎重な采配で来たのだ。
第二回WBCの時は、エース・ダルビッシュをうしろに回した。
優勝したので誰も、文句言わなかったが、
負けていたら、今回と同じような批評が立っただろう。
小久保としては、保守の姿勢になったということだ。
ただ、大胆に最後を松井に任せても、それはそれで意図がある采配だ。
あるいは、牧田、小川、山崎を使う手もあった。
そこを、日本ベンチは則本回またぎの選択をした。
決勝は則本を使うことは、もうできないが、
一番、厳しいこの試合を
この大会、信用できる大谷と則本に賭けた。
ということだ。


