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今夏の印象に残る選手 神奈川編

東京、埼玉、神奈川で注目した選手。

昨日に続き神奈川。

 

東海大相模

小笠原、杉崎。

 

彼らは、全国区になって、日本代表にまでなったので今更

言うこともないが、神奈川大会で見たときの彼らの印象は、

 

小笠原は、太い下半身に、それを生かしたフォーム、速い球と

ドラフト1位間違いなしなのだが、

私が感じたのは、マウンドさばきが超高校級だということ。

 

面構えともいえるこのマウンドさばき。

間合いの取り方や勝負所での力の入れようが、大人のピッチングだ。

 

横浜高校との決勝でリードした中盤、満塁のピンチに

勝負所と力を入れて抑えに行っていた。

 

田中将大が、日本で24連勝した時、勝負所でギアが変わったように

小笠原も、点差が離れているときはストライク先行させ、

ランナーが溜まると間合いを取り、一球に力を込めていた。

そして、スリーボールからでもチェンジアップを投げ込み空振りを

取りに行っていた。

 

ピッチング内容が大人で、相手より数段上にいる選手だった。

 

杉崎は、1年生の時から良い打者だと思っていた。

甲子園では、打ち損ないがヒットゾーンに落ちる打席がいくつもあった。

これが好打者の証拠だ。

 

体が小さいのでドラフトにかかるか。

足があれば、プロもとりたくなるはずだが。

 

決勝で東海大相模に格の違いを見せつけられた横浜高校は、

左右の看板ピッチャーが、ともに2年生。

 

左の石川は、線が細いが勝気の性格がいい。

 

いつもふてくされているような表情で納得いかないピッチングだと表情が曇る。

 

今は、こんな勝ち気がいいだろう。

体が大きくなれば、ピッチングスタイルも変わるだろう。

とてもセンスを感じるピッチャーだ。

ちなみに左投げ右打ちという珍しい選手。

 

右の藤平は体格があり、球が速い。

まだまだ荒っぽい感じだが、今はこのくらいの方が将来に

期待が持てるだろう。さらに速球に磨きをかけてもらいたい。

 

山手学院のエース・杉山。

 

練習環境が恵まれない野球強豪校とは差がある学校だが、

それでも、混戦神奈川でベスト8まで来た。

 

その躍進の立役者だったエースピッチャー。

 

体が小さいものの、体全体を使った大きくきれいなフォームで

キレのある球を投げていたように映った。

 

連投となり、球数を重ねたため、最後はへばってしまったようだが、

ワンマッチなら、強豪校も抑える可能性があった良いピッチャーだ。

 

この後、彼は野球を続けるのだろうか。

 

明日は、甲子園で気になった選手。

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