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来季は年間100勝か? 敵がいなくなったソフトバンクホークス

点を取り合うスポーツの定石をデータで示したこの記事。

 

先手は必勝? 昨季ソフトバンク、V9巨人より強し

http://www.nikkei.com/article/DGXMZO95852970X00C16A1000000/

初回の得点がゲームを有利にすることは、自明だ。

 

先に点を取れば、リードした状況で

相手打者によっては勝負を避けたり、多少、点をやってもいいと

ゆとりをもって試合を進められる。

投手の使い方も計算がたちやすく、

打線は、1点ずつ加点していけばよく、確率の高い作戦を選択できる。

 

逆にリードを奪われた側は、

逆転するために取る作戦は狭められ、確率の低い作戦を強いられる。

打って取り返すという作戦をとりがちで確率が低くなる。

投手起用も

リードされた展開で計算できる主力ピッチャーを使うことができず、

レベルの下るピッチャーを使い、さらに失点の危険が増す。

精神的にも点を取り返さなければという焦りも生まれる。

 

その他、心理にも作戦にもリードしている時と

リードされている時では、大きな違いが生まれてくるからだ。

 

記事の終盤は、昨季のソフトバンクの強さに言及している。

 

初回得点し、リードしていれば当然、圧倒的な勝率であり、

リードを許した展開でも逆転し、勝ち越している。

との事。

 

その勝率の高さからV9巨人より強いという話だが、

この記事は、

単純に当時の巨人と今のソフトバンクがどっちが強いかという

話をしているわけではない。

 

そういう話では、当然、今のソフトバンクの方が強いに決まっており、

V9巨人の時代から40年以上経っている今は、野球そのもののレベルが

上がっている。

 

それを比べるのはナンセンスであり、

各時代の相対的な強さで比べるしかない。

 

今のソフトバンクは、

この記事の勝率とかの話を超越した圧倒的な戦力を誇っている。

故に、数字は驚異のものとなり、これも比べられないものとなる。

 

さらに・・・

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