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セオリー無視戦法 球史に残る打者へ筒香 今週の出来事

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阪神は、今季抑えのマテオが3イニングを投げたそうだ。

 

 

「セオリー無視は正しかったのか? 阪神、マテオ、3イニング起用の是非」

 

 

ストッパーが浸透してきたころは、3イニング投げることもあった。

むしろ8回から2イニングは投げることの方が主流だったように思うし、

勝てる試合と思えば3イニングでも投げさせていたはず。

 

いつの頃からかラスト1イニングを抑えることがセオリーになった。

だから

これがセオリー無視の起用法とは言いきれないという見方もできる。

 

また、

セオリー通りじゃ面白くないから金本采配は評価できるとのことらしいが、

この作戦はセオリーを超越した面白い采配というほどのものではない。

 

たかだかピッチャーを引っ張っただけで

観戦者にさほどインパクトは与えない。

 

本当にセオリー度外視と言える作戦は、

先日、平安高校の試合で紹介した9回2死満塁サヨナラの場面での

2球続けてのセーフティ勝負のような作戦のことだ。

 

その選手の特長を生かし、

セオリーと呼ばれるものを無視しても

成功確率が高いと思えば敢行する作戦だ。

 

そして

以前この場でアグレッシブ戦術ということで紹介した序盤3回での

先発ピッチャーへの代走のように、

勝機が見えれば、その試合を取りに行く作戦を敢行することは

勝負の常道戦術と言えよう。

 

その内容は2016年2月22日2016年2月23日

2016年2月26日と3回にわたり記した。

 

勝てると思えば、ロングリリーフも辞さない。

明日の試合は、また仕切り直す。

 

または、

長いスパンで勝ちに行くべき試合、捨ててもしょうがない試合を見越し、

この試合だけは絶対取りに行くという姿勢を内外に見せる。

 

こういった起用もあってしかるべしだ。

 

 

 

筒香が期待通りの働きを見せている。

 

 

「DeNA筒香が9回に2戦連発の3号同点ソロ 土壇場の一発で能見の完封阻止」

 

 

 

ここまでの3本のうち2本のホームランが劣勢からの同点弾であり、

初ホームランは貴重な2点目の追加点。

まさに4番の働きだ。

 

ランナーがいない場面でもホームランが出るというのは、

相手が何を投げたらいいか迷っていると見ることができる。

 

ランナーがいなければ、ホームラン警戒でボールから入ったり、

歩かせることも考えるはずなのに

ホームランが打てるところへ

吸い込まれるように投げてしまっているからだ。

 

金曜日のホームランは最終回に先頭打者で初球を

左中間にライナー性でもっていった。

 

コンパクトに振りぬき、押し込んで

勢いは衰えることなくスタンドへ突き刺さった。

 

放物線を描く打者ではないが

そのパワフルなスイングで打球はフェンスを超えていく。

 

松井クラスの球史に残る大打者になろう。

 

どれだけ打つか。

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