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野球の世界に見る間違いシリーズ

・鈴木尚広のヘルメット

足のスペシャリスト巨人・鈴木。

ほとんど代走で登場するのになんでミッキーマウスが右なんだ?

 

ミッキーマウスとはヘルメットの耳あてのこと。

つまり、送球が耳にあたっても怪我をしないためについている。

右打者が打席に入る場合、左にミッキーマウスのあるヘルメットを被る。

左打者ならこの逆。

 

つまり、投球が向かってくる側の耳を防御している。

鈴木は代走で出て来て、盗塁を期待される。

左回りである走塁では送球は自身の左から来るのであるから左耳を防御して然るべきと思うのだが。

 

・本来の姿と言う

かつて活躍し、実績を残した選手の成績が落ちると

「本来の姿とは程遠い。」とか「本来の出来にない。」などと言う。

 

活躍した、実績を残した瞬間が本来の姿か。

たまたまうまく運が向いただけで、うまくいかないことが本来の姿かもしれない。

または、相手のレベルに助けられたり、相手の調子がもっと悪くてうまくいったのかもしれない。

さらに選手の実力などいつまでも持続しないもの。

時の経過とともに実力が下がっていく。

結果が出ない今の姿が現実であり、本来の姿かもしれない。

人間の能力は全開できないと言われる。

潜在能力の30%程度を使っているだけとも聞く。

 

スポーツは失敗の連続だ。

たとえば打つことを例にすると

うまくいった打席も、その打席は「成功の打ち方をした」のではなく、

その打席に限り「失敗しないことがあった打ち方」だけかも。

しかし、たいがいが、またあの一瞬はやってくる。と思い込む。

失敗したのは不運だっただけで、ジャストミートの爽快こそが実力と皆、思うからだ。

好打者でも7割失敗しているのに。

 

・貯金という表現

プロ野球のペナントレースでは、一つ勝ち越していると貯金1、一つ負け越していると借金1と表現する。

現在、セ・リーグの勝ち越しチームは広島のみ。

つまり、貯金生活は広島だけで他は借金生活ということになる。

昨年の今頃は、セ・リーグチームに勝ち越しチームがなく、全球団借金生活だった。

この貯金とか借金という表現だが、勝ち負けと金とは関係がなく、他に表現の仕方はないものかね。

おそらく、その昔にマスコミがこう言いだして定着したのだろう。

貯蓄1と言うよりは、貯金1と言う方が、イメージしやすく、生活に密接していて、浸透しやすかったか。

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