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濵口にノーヒット・ノーランやられそうだったけど別に余裕だよ ソフトバンク

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濵口はチェンジアップが多かった。特に前半は、平気で、この緩い球を続ける投球もする。

その投球に、タイミングが合わないソフトバンク打線。

後半はフォークを多投。効果は、チェンジアップと同じで抜いた球だ。

何か変わるのだろうか。わざわざ、チェンジアップからフォークに変えた配球の意図はなんだろう。

軌道が多少変わることと球速がフォークの方があるということか。

前半から続くチェンジアップ、後半から多投しだしたフォークに真っ直ぐを混ぜられ、

また凡打を繰り返した。

 

ここまで、3連勝のソフトバンク。横浜はまったく歯が立たないと思いきや、

この日の試合が、いきなり6点差の圧勝。

野球はピッチャーだから、こういう現象があり得る。ピッチャーの出来次第で勝負が決まる。

 

ところでこの試合の中盤に飛び出した今宮のファインプレー。

レフトを制して、俺が捕るの意思表示を示した時、一度、目測を誤って立ち止まるような仕草をした後、

身体能力と守備力をもって、猛然と飛び込んで捕りに行った。

日本一を決めるシリーズにふさわしいプロのスーパープレーであり、

横浜ファンからも拍手が送られるプレーだった。

 

もうちょっと早く落下点へ行けば、飛び込まずに捕球できたとは思うが、ナイスプレーだった。

本人は、大きな試合でテンションも上がっており、さらに自身の運動能力から行けると思って、

飛び込んで行ったのだろうが、傍から見ていると、そのスーパーキャッチに感動した後、すぐに

大丈夫か。と心配になるプレーだった。

 

そうなるに至ったのもファールゾーンを減らし、観客により近くでプレーを見せるために作った

ウィングシートとかエキサイティングシートとか言われる席のためだ。

これがなければ、スーパープレーが生まれなかったとも言えるが、危険もなかった。

 

これが出来てから、ファールゾーンを長く追いかけてキャッチするというプレーがなくなった。

競技場の大きさに決まりがなく、ファールゾーンという決められたゾーンの外でもプレーが続いて

しまう、おかしなスポーツである野球ならではのルールが、これまではスーパープレーを生んできた。

プロレスにも場外プレーがあるが、一応、あれはカウント20までしか許されない反則プレー。

 

プレーの幅が広がり、醍醐味が増すのなら球場の形状を変えてもいいだろう。

が、ショートやセカンド、外野手のプレーの幅を狭め、

スピードと捕球テクニックを堪能する機会を奪った。そして選手への危険を増やした。

さらに、観客へのグラブ持ち込みも許しているため、プレーを妨害することがあり、試合を興ざめさせ、

客の危険をも増やしている。

 

臨場感を味わい、野球を楽しんでもらおうと施策したものの、プロのスピードや技術を奪い、

野球の魅力を減らすという皮肉な結果となっている。

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