https://twitter.com/yakyucolumn
昨季のペナントレースは、日ハムが最大11.5ゲームを逆転優勝、広島が11連勝を含む独走。
特に、パ・リーグは、ソフトバンクが1強とみられ、その強さからV9も更新するのではと
囁かれ始めていた。
それに待ったをかけたのは大谷だった。
大谷の圧倒的な存在が、パ・リーグを制圧した。
この場でもソフトバンクの選手層の厚さは、他球団とはレベルが違い、
すでに同一リーグで対戦するには実力差がありすぎる。
ソフトバンクだけは、MLBなど別のリーグに所属しないと相手がいない状況となった。
他の球団が強くなって盛り上げるのを期待したいが、これを望むのは難しい。
ソフトバンクにけが人が出るか、他球団が金をかけて大補強をするしかない、と記したほどだった。
ソフトバンクは、かつても斉藤、杉内、和田といつもエースが
離脱、移籍しながらも強いチームを維持してきた。
親会社の投資が、戦力増強の最大要因ではあろうが、しっかり生え抜きを育てている。
ソフトバンクはダイエー、もとは南海だ。
球団身売り前までの南海といえば、最も弱小球団であった。
それが、今やこの強さ。洗練され、かつての面影はまったくない。
2015年の日本シリーズは3番柳田が怪我で不調、4番内川不在と
3,4番を欠いていながら、セ・リーグチャンピオンを一蹴などと
通常考えられない実力差を誇示した。
ソフトバンクは2015年のドラフト指名はすべて高校生だった。
2016年は、ドラフト競合必至の田中を外れてもいいと余裕で指名して5球団競合の中、
引き当てた。
戦力が豊富なので、長期戦略を余裕綽々で打っている。
話題になる松坂を戦力度外視で数億払ってでも居させている。
そのパ・リーグに大谷というスターが立ちはだかった。
栗山監督は、アリゾナキャンプでイ・デホと交差点でばったり遭遇し、
「李大浩さんが(ソフトバンクに)いなかったから勝てました」と話したそうだ。
https://twitter.com/yakyucolumn