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先週の金曜日、雪谷‐関東一という試合があった。
どちらも甲子園出場経験がある強豪同士、序盤の東東京で注目の一戦、舞台は神宮球場だ。
関東一は最近の東東京では盟主となっており、今夏は3連覇を狙う第2シード。
雪谷は東京では3校目となる都立の甲子園出場校で、
数年前にオリックスから指名された鈴木優が輩出している。
近年の東東京は関東一と二松学舎が2強の感がある。
かつて東京では春夏合わせて3度の甲子園優勝を誇り、絶対王者だった帝京がその立場から陥落した。
帝京は東京大会で負けることはあっても都立には絶対負けないはずだったにもかかわらず、
昨年、ベスト8で都立城東に敗れた。
他の強豪私立は、都立高校に負けることがあるが、帝京のプライドは都立には負けないはずだった。
西東京では日大三が都立には負けないプライドあるチームだ。
帝京が都立に負けるというのはショッキングな出来事であり、東京の歴史が変わった。
近年の東東京2強の一角である関東一に挑む雪谷の正念場の一戦に
雪谷高校は3回戦でありながら全校応援の指示、指導が出たらしい。
いち部活動に学校をあげて応援する体制にするのは、公立高校としては大変のようだ。
校長が手配や手続きをして決戦の舞台を整えたのだ。
校長としては、勇気のいる決断だったのかもしれない。
まあ、雪谷高校は、甲子園経験もあるほど野球部が強いチームであり、
野球に力を入れている学校なのだから当然なのかもしれない。
詳細な事情は知りえないが、この姿勢はすばらしいと感じる。
これが高校生だ。
学校で一丸となるこの校風に憧れ今後、生徒も入学、入部するだろうし、学校が活気づく。
母校に対する愛着、友人との絆を深めるだろう。教育だ。
結果は、関東一が実力を見せたが、
シーソーゲームの展開になったのもこの意気込みがつくったかもしれない。
きっと球場は興奮のるつぼだったに違いない。
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