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地方大会こそ高校野球 舞台は甲子園へ

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最近は、突然の豪雨による急遽中止となる試合が多い。

全国で多くあったものだろう。

 

東東京の安田学園と城東の2校は、リードしている状況で雨天中止となり、試合は不成立。

安田学園は東亜学園に2点先制したところ、

城東は日本ウェルネスに3点差をつけたところで雨天再試合となった。

強豪同士の緊迫したこの2試合が、天気のいたずらにより運命を左右された。

はたまた、運営側の読みの浅さにより左右されたか。

再試合では一転、2校とも敗戦となった。これも運命と受け止める。

 

昨日もこの場で記した静岡の決勝は、試合成立してからの豪雨のため

3時間近く中断したのち、再開。田んぼの中でなんとか最後までやった。

昨年の沖縄では、浦添商業が8回表に逆転しながらも雨天コールドとなり、7回までのスコアで

試合が成立してしまい、逆転しながら敗けるという、なんとも納得できない試合があった。

 

また、西東京準々決勝、日大二高と佼成学園の再試合は市民球場となった。

東京は準々決勝から神宮決戦となる。

他の準々決勝は全て神宮でやっているから、

そこは、なんとか神宮でやらせてやるよう尽力がほしかった。

ただ、25年ほど前までの東西・東京大会は神宮でやるご褒美はベスト4からだった。

 

西東京ではノーマークと言える都立総合工科が日大三高相手に6回までリード、

エース・桜井を引っ張り出す大善戦を演じた。

下手投げの軟投派に大型三高打線は、手こずってしまった。

これが、事前に対戦があったり、球筋を経験していれば、なかなかこういう展開にはならないが、

一発勝負で緊張度の高い夏は、こういうことがあり得る。

ヒットは総合工科9に対して三高は6。

8回はあの三高が都立相手にスクイズで1点獲りに来るという驚くシーンがあった。

1点差でジャイアントキリングはならなかった。

 

東の帝京と西の日大三は、都立には負けないというプライドのあるチームだ。

ところが昨年、帝京が都立に負けるという東京の歴史的出来事があったが、

今年はもう一方の日大三かとザワついたが、そこはプライドを保った。

 

都立は、一発勝負で私立に勝つことはあっても、それが3回は続かない。

優勝するにはそれを3回は続けなければいけないことが難しい。

 

東東京準々決勝で帝京が、ゲッツー崩れの勝ち越し点献上の際のプレーに猛抗議。

1塁走者の激しいスライディングに執拗に抗議をしたのだ。

 

本来、監督に抗議権はない。

ルールとしておかしいという疑問を審判団に投げかけるのならわかるが、

プレーの判定についての抗議を執拗に行うのは許されていないはず。

あわや没収試合かというものだった。

 

たしかに、1塁ランナーはゲッツー崩しに行っている。

ただ、それも関係なく2塁ベースを触塁したセカンドは1塁に転送できていた。

1塁ランナーのプレーに関係なく、タイミングとして1塁は間に合っていなかった。

つまり、このプレーがあろうがなかろうが、結果は一緒だった。

それなら抗議をしても認められるわけがない。けが人もいない。

 

帝京の選手は、特に不満に思っているわけでもなく、監督だけが興奮していた。

それだけ焦っていたのだろう。

選手が監督をなだめ、守備につこうとすると

監督がベンチに戻れ、試合続行するわけにはいかないというシーンが繰り返されていた。

 

今年も大逆転劇が生まれた。

東東京準々決勝、修徳VS東亜学園では、 東亜学園が9回ツーアウトでランナーを置き、

6点差ある状況からひっくり返してベスト4へ進出した。

東亜学園はその前に、あと一打でコールド負けまで追い込まれながらの大逆転だった。

 

東東京の決勝は3連覇を目指した関東一をコールドで下した二松学舎と

全国に数ある東海大系のうち、野球部をもつ高校で唯一甲子園出場がない東海大高輪台のカード。

ノーシードの東海大高輪台は第一シードの帝京を撃破したものの

二松学舎とは力の差があり、2度目の決勝進出も甲子園出場には至らなかった。

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