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土壇場で追い上げる、追いつく、逆転するという試合が多かったこの夏の甲子園

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開幕ゲームの波佐見VS彦根東が、いきなり逆転サヨナラ。

藤枝明誠VS津田学園が延長サヨナラ、日大山形VS明徳義塾が延長戦、

日本航空石川VS木更津総合が9回3点差を逆転。

 

広陵VS中京大中京は、7点差の9回3点獲って追い上げ、

かつて決勝で日本文理に追いあがられた中京が、

今度は自身がドラマを起こすのかと皆が思ったことだろう。

 

智弁和歌山VS興南は、1イニングで6点獲った興南を智弁和歌山が逆転した。

京都成章VS神村学園は、9回追いつかれた神村学園が、裏の回でサヨナラとした。

 

神戸国際VS天理は延長戦、

明豊VS神村学園は、9回で3点差2アウトまで追いつめられたところでのセカンドゴロが、

イレギュラーし、その後、神村学園が同点に追いつき、

さらに延長で3点を獲り、大逆転勝利かと思えたが、

その裏、2アウトランナー無しと追い詰められた明豊が、

4点を獲って逆転サヨナラとするという壮絶な試合。

 

済美VS盛岡大付は9回に追いついた盛岡大付が延長戦をものにし、

大阪桐蔭VS仙台育英は、9回ツーアウト、ショートゴロでゲームセットと誰もが思ったが、

まさかのファーストのベース踏み損ない。直後の打者で逆転サヨナラゲームとなった。

 

天理VS明豊は、10点差ある9回に明豊が6点を追い上げた。

天理VS広陵は、9回3点追加で3点差となり、ここまでかと思われたが、強力天理打線は、

その裏3点を獲り、盛り上げた。

 

花咲徳栄VS東海大菅生は、東海大菅生が9回に2アウト1,2塁からショート強襲のゴロを

はじいたのを見て、1塁ランナーが一気にホームイン。回したコーチャーのナイス判断、

1塁ランナーの好走塁で2点をもぎとり追いついた。

延長戦へともつれ込んだこの好勝負の10回、2アウト2塁から

ショートが横っ飛びでサヨナラを防いだ花咲徳栄。

延長勝ち越し打となるライトオーバーも

ライトのグラブをかすめるギリギリの打球と守備だった。

花咲徳栄は、劣勢となるはずのこの試合をものにしたことで優勝を手にすることができた。

 

逆転試合は他にもあった。

今年は、9回土壇場で追い上げる、追いつく、逆転するという試合が多く、印象深い。

 

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