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キャンプの目的。
昨日記した一つに、暖かいところでやりたい選手の要望があるということ。
それに対して、コストや効率を考え、一か所に集めて場所を提供する球団という話をした。
そして、2月1日に足並み揃える必要はないが、多くの時間を必要とする若手がいる。
こういう選手は鍛えるために集中させたい。
それからサインプレーを筆頭とするチームの決め事、連携を深める必要があり、
チームの戦いの方針を浸透させる。
また、個人としては周りにいろいろな選手がいる中、練習した方が刺激を受け、
時にはアドバイスがもらえる。
技術を盗むこともでき、また、味方の現状を知ることは目標を設定しやすくする。
野球はチームスポーツだということ。
たとえ、試合の時だけ顔を合わせ勝てるだけのタレントを揃えていても、チームスポーツである以上
最高のパフォーマンスを発揮するには、意思疎通が必要となる。
自由に勝手にプレーを許されている実力者も、
勝手にやることがチームのためになると判断しているからであり、
選手はチームが勝つために動くことが命題なのだ。
バラバラで、試合の時だけというのは本来の野球の姿ではない。
ただ、プロはそれが仕事であり、生活がかかっている。
そして、移籍があり、今日の味方が明日の敵となり得る。
したがい、なかなかチームの勝利だけを念頭に一体になろうとか、
献身しようという気持ちになりきることはできないのが人の心情ではある。
これが日本代表としての国際試合となると、そこにいる選手は勝つことしか考えないものだ。
それゆえ、日本代表の試合はチームの一体感が随所に顕在する。
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