https://twitter.com/yakyucolumn
今年は100回記念大会ということで、大きな都市では代表2チームという枠が設けられている。
参加チームが多い、埼玉、千葉、神奈川、愛知、大阪、兵庫、福岡に2チームということは
今まで甲子園に縁のなかったチーム、特に公立校にチャンスの年だ。
埼玉はもともと、県立高校に強いチームが多いが、
南埼玉大会決勝は浦和学院-県立川口というカードとなった。
川口はノーシードながら勝ち上がったが、組み合わせに恵まれた部分がある。
初回、2点を先制した浦学に対して、その裏、先頭がフォアボールで出塁後、エラーとタイムリーで
すぐに追いついた。
決勝戦で王者・浦学に好試合を期待させる立ち上がりだった。
川口の先発ピッチャーは球威がなく、コントロールで打たせるタイプだ。
右の横から腕が出てくる。球威がないので左バッターを抑えるのは大変だ。
そこに浦学の打線は1番から8番まで左バッターが並ぶ。
9番のピッチャー以外は皆、左。
これは苦しい。
あっという間に2回で5点差をつけられてしまった。
浦学の選手は体格よく、皆、スイングが鋭い。
これは相当強いチームだ。
甲子園へ行っても優勝を狙える。
昨年、花咲徳栄が全国制覇し、初めて埼玉に優勝旗がもたらされた。
2年連続が十分ある。
2回の3番蛭間のホームランはものすごい当たりだ。
打った瞬間にそれとわかる、ライナーで中段に突き刺した。
上背はないが、ガッチリと身の詰まった体格で、筒香を小さくしたようなフォームだ。
脚もチームで一番速いそうだ。
これはドラフト指名されるだろう。
また、先発した背番号11の渡邊は長身から投げ下ろす姿は大谷に似ている。
明らかにフォームを真似ており、コントロールがあまり良くないのも似ている。
顔も何となく似ている。
大量点をもらってからはコントロールに気をつけてストライクを取りに行くピッチングになった。
この選手も将来性を買ってドラフト候補だろう。
https://twitter.com/yakyucolumn