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帝京-小山台 実力で堂々帝京を撃破の小山台 見事な決勝進出

東東京準決勝で都立小山台が帝京を破った。

一昔前、東東京の絶対王者として君臨していた、あの帝京が都立に敗けるなど考えられなかった。

帝京は、ケツから腿が太く、身の詰まったガッチリとした選手たちが破壊力で勝ち進むという印象だ。

だから、そこら辺の高校生とは体格が違うから、その時点で圧倒されてしまう。

それが、2年前の城東に敗れ、そして今年、小山台に敗れた。

共に、都立とは言え、甲子園出場経験のある実力校ではある。

ただ、小山台高校は進学校であり、練習場所は狭く、練習時間も短い。

だから相当の工夫が必要であり、自主性と向上心がないとシードを獲得して、帝京に勝つなど

できないはずだ。

そこについては、後日触れてみよう。

 

この試合は、何と言ってもエース・戸谷の好投に尽きるだろう。

さほど球速はないが、スライダーとフォークとのコンビネーションで帝京打線が散発に終わった。

カーブっぽい遅い球も混ぜていた。シュートも混ぜるのかな。

三振も多く奪っており、実力でねじ伏せた。

バックもよく守り、特にショートの南の動きは際立っていた。素晴らしい内野手だ。

南の動きに球場では「うめーなぁ」「おぉ!」と感嘆の声が漏れ、

試合終盤にはショートに打球が飛ぶと、どんな動きを見せてくれるのだろうと球場中が注目し、

きれいに捌き切ると、大きな拍手が起きていた。

 

小山台はワンアウトからでもスコアリングポジションに送り、

着実にチャンスをものにしようとする野球を繰り返していた。

そして帝京相手にダブルスチールまで決めて見せた。

 

フロックでなく、第一シードとして帝京を実力で堂々と破った。

センバツに出場した時は東京ベスト8の21世紀枠だった。

甲子園では、履正社にコテンパンにやられた。

今度は、東東京を第一シードとして強豪を撃破して出場してほしい。

 

日曜日は雨の可能性がある。

土曜日の西東京決勝は、早々に月曜へと変更が発表された。

日曜日も雨で流れれば、

エース戸谷頼みの小山台にはありがたい。

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