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松坂の肩 ケガをしないと気づかない

松坂がファンとの接触で肩を壊した。

野球選手に限らず、スポーツ選手は体のケアには過敏であり、特に野球選手は肩だ。

一度壊したら、もう戻らない可能性がある。

 

ピッチャーは繊細なので肩のハリや深爪程度でもベストパフォーマンスができなくなる。

したがい、ピッチャーは利き腕には神経を使う。

眠るときに利き腕を下にしないのは常識の範疇だし、我が子を抱っこすることも控える。

 

ピッチャーではない古田も一度、握手の際、おばちゃんに引っ張られ利き腕を痛めた

ことがあるそうだ。

門田は、ホームランの後、次打者のブーマーと握手した際、引っかかり、肩を脱臼した。

こういうことがあるので、ファンからの握手には利き腕を使わない選手がいる。

 

ファンとの握手でケガをするということがあり得るということになれば、

それへの対策で防ぐことができるだろう。

利き腕は避けるとか、グータッチにしてもらうとか。

 

それとは違って、外傷ではなく、酷使による体の内部からのケガが困る。

なってみないとわからなく、経験してみないと、どうしても気を使うことに甘くなる。

だから、ケガを経験していない選手は、特に若い頃は投げ過ぎて異常を引き起こしてしまう。

充分な休養と体調管理を優先して考えないと、若いうちに選手寿命を終える。

チームは実力のあるピッチャーに多く投げてほしいから。

昔のピッチャーは数年で何百勝もする一方、20代で引退ということも多かった。

 

全ての選手がケガをする。

しかし、なってみないとケアをしない。ケガをしないと酷使に気づかない。

ケガを知って対処を知る。

時すでに遅し。

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