野球は打席に入るのは1人。ピッチャーも1人。その瞬間は個人に依存する度合いが
高い。対ピッチャーや対打者の対戦成績というものが存在し、
ワンプレーを個人に任されるケースが多く、さらに間が多くあるので個人競技の集合体。
サッカーは個人の対戦成績というものはない。
サッカーは流れで連動するスポーツなので、1人がボールを持っていても、
それに合わせて、全員が動くことになる。
この2つの競技で日本のトップ選手が海外へ渡るとき、
どちらもより高いレベルで自分の実力がどこまで通用するのか、
高いレベルを経験したいという気持ちがまずある。
ただ、両者において、個人プレーの集合体である野球の方が
自分の実力が通じるかを知りたい気持ちは強いように思われる。
野球は個人の能力の差がどこまであるのか知りたい。
サッカーの場合は、自分の実力を知るにも、それに合わせて動ける選手がいないと
通用しているのかわかりづらいし、実力の発揮にいたらない。
サッカーは、俺のセンス、技能に対応できる奴を求めてチームを探す必要が出てくる。
そしてそれに対するどんな相手が、どれだけいるのかを経験したくて行く。
この度、ドジャースマイナーと契約した北方はコメントで
「ストライクゾーンに腕振って投げたら、どんな反応をするか、それが楽しみですね。そこでまたいろいろ考えて、違うレベルアップができたらいいなと思います。」
と言っているのは端的にそれを表している。
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