梅雨が明けない中、高校野球のシーズンに突入している。
晴れ間が少ない中の試合は夏を感じられず、球児にとっては拍子抜けの部分が
ありそうだ。
だが、連戦を考えれば、少しでも体力の消耗を軽減できると、むしろ喜ばしい
かもしれない。
雨が降れば、日程が延び、その分休めることにもなる。
しかし、負けてしまっては夏を感じられないまま高校野球からの退場を
命じられることになり、はかない。
センバツ優勝の東邦が早くも敗れた。
今年のドラフトにきっと上位で指名されるであろう石川が大量失点し、2回戦で
姿を消した。
2回戦で負けただけでも波乱なのに、それがコールドだというのだから
信じられないほどの大波乱だ。
ただ相手の星城は近年力をつけており、今年のエース・石黒は注目のピッチャー。
戦前から東邦を食う可能性十分とされていた。
東邦はセンバツ優勝後の春の県大会でも初戦で敗れている。
群馬では5年連続決勝進出中の健大高崎が初戦で姿を消した。
近年の群馬を引っ張っている存在の健大高崎は機動破壊という得意の戦略で
高校球界に旋風を巻き起こした。
機動破壊、つまり走塁を駆使して、得点する戦法は選手間での意思疎通や
日頃の鍛錬なくしてあり得ない。
それは、考える野球であり、高度な戦略なわけだ。
そのチームが初戦で敗れるとは大波乱。
今年も優勝候補の一角でありながら、まさかの14年ぶりの初戦敗退。
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