決勝は星稜圧倒的有利だ。
奥川という大黒柱がいるから誰もがそういう目でみるだろうが、
準決勝での90球近い投球で決勝は万全で出て来られるかはわからない。
としても、調子が悪くとも履正社を抑えるピッチングは可能だ。
昨夏の吉田が決勝を迎える時に比べて、準決勝での勢いある奥川のピッチングを
見れば、決勝で疲れ果てている状態というのは考えにくい。
さらに、星稜投手陣は層が厚い。
準々決勝、準決勝と2イニング無失点の寺沢や準々決勝を先発した荻原といるし、
なかなか、快投場面を見ない寺西もいる。寺西は1年生の頃から投げていて、
将来性は奥川より上じゃないかとも思えたピッチャーだ。
だから奥川が投げなくてもいいし、奥川の調子次第でどんどん継投に移っていい。
昨夏も大阪桐蔭より、むしろ星稜の方に分があるように見ていたが、
タイブレークで敗れ、センバツも早い段階で姿を消した。
その後、公式戦を連勝も夏の地方大会では苦労した。
やっと、あと1つまで来たという印象だ。
履正社は強力打線とされるが、大型ではあるけれど、大型チームにありがちな
スキがある。星稜投手陣を粉砕するには打棒に頼った作戦では苦しい。
実は打線の比較でも星稜投手陣VS履正社打線と履正社投手陣VS星稜打線では
星稜の方に分がある。
履正社はセンバツで奥川に17三振シャットアウトを食らっているので
奥川に勝って、全国制覇を誓った。
目標成就に最高の舞台が整った。
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