高校野球にはコールドという制度がある。大差がついた場合、実力に差があるとみなされ、
それ以上試合を続けていても逆転は不可能であろうから、どこかで見切りをつけなければ、
いたずらに試合が続くだけ、試合を続けていても点差が開く一方で、ダラダラと締まらなく、
どこかで勝負あり、とする制度に思われる。
プロが出場する国際戦にもこの制度は取り入れられている。
サッカーにはコールドがない。サッカーは時間制だからだ。
試合時間が決まっているので、ダラダラといつまでも試合が続くということはないので
コールド制度を用いなくてもよいからだろう。
サッカーは点が入りにくい競技だ。
実力が離れていると思われる両者でも0-0が続くことは珍しくない。
だから、最終的にPK戦で勝敗を決することになっても実力拮抗とは限らない。
その理由は、サッカーで得点するには、あのゴールという枠にいれなければいけないということが、難しいのだ。
どれだけポゼッションが高くても、枠の中に入れるフィニッシュが難しい。
だからサッカーで拮抗差を見るならポゼッションだろう。
ポゼッションが拮抗していれば、実力は拮抗していると言えそうだ。
一方、野球でコールドゲームとなったら、即、実力差があったとみなすこともできない。
その理由は明日へ。
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